パイクスピークへ万全の体制で臨むフォルクスワーゲン

パイクスピークへ万全の体制で臨むフォルクスワーゲン

インディ500(インディアナポリス500マイルレース)に次いで長い歴史を持つパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(通称:パイクスピーク)は、今回で96回目を数えます。

毎年6月最終週の日曜日に、アメリカ・コロラド州標高4301mのパイクスピークに設けられたパイクスピーク・ハイウェイ(一般道)を閉鎖して行われるレースです。標高2862mのスタート地点から標高4300mのゴールまで、156のコーナーを持つ19.99kmのコース、標高差1440mを一気に駆け上がるヒルクライムレースは、別名レース・トゥ・クラウド(雲に向かうレース)とも呼ばれています。

近年、天候の変化で決勝レースの中断が相次ぎ、増え続けた参加者(180名を超える参加者がいました)の全車出走を考慮し、100周年の記念大会(2016年の第94回大会)を機に、出走台数を100台前後(2輪4輪合わせて)に大幅に縮小しています。今回の96回大会でも2月2日時点のエントリーリストでは4輪68台2輪27台の計95台。日本でパイクスピークの認知度を高めたモンスター田嶋こと田嶋伸博選手の参戦は現時点ではありません。

今回の第96回大会に向けて、2017年10月19日に突如参戦を発表したフォルクスワーゲンは、31年ぶりのワークス参戦となるようです。参戦車両は4輪駆動のプロトタイプEV(電気自動車)です。電気自動車での最速記録は、2016年にプロトタイプEVであるe0 PP100でリース・ミレン選手が出した8分57秒118となっており、これがターゲットタイムとなることでしょう。

2018年1月18日にエントリーリストが公開されましたが、そこではまだドライバー名、参戦車両名が未定となっていたのですが、1月31日に正式にドライバーが発表されました。

搭乗するのは、過去に日本でも全日本GT選手権(2001年#39デンソーサードスープラ)に参戦をしたことのあるロマン・デュマ選手(フランス)です。デュマ選手といえば、現在ではWEC(FIA 世界耐久選手権)やル・マン24時間レースでの優勝経験も持つドライバーです。

デュマ選手がパイクスピークに参戦の開始したのは、競技区間が全面舗装された2012年から。参戦初年度にはポルシェ997GT3Rで、9分46秒181というコースレコード(リース・ミレンにコンマ017秒届かず)をたたき出し2位、ルーキー賞を獲得しました。

デュマ選手は、その後参戦を続けノーマ M20 RD リミテッドで臨んだ2014年に9分5秒801のタイムで初優勝。2016年には8分51秒445、2017年も9分5秒672のタイムで2連覇を達成しています。

今最も勝てる男、まさに優勝請負人といえるでしょう。プロトタイプEVの記録更新だけでなく、2013年にセバスチャン・ローブ選手がプジョー208 T16パイクスピークで記録した8分13秒878にどこまで迫れるのか、という点も注目したいですね。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム第96回大会は、2018年6月24日(現地時間)に決勝を迎えることとなります。

(青山義明)


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