走行中にルーフ開閉可能な「DS3 CABRIO」がもたらすオープンエア・ライフとは!?(その2)【等身大インプレ】

走行中にルーフ開閉可能な「DS3  CABRIO」がもたらすオープンエア・ライフとは!?(その2)【等身大インプレ】

せっかくのDS3  CABRIOの試乗ですから、最大の特徴である電動ルーフを開けてみましょう。

素晴らしいのは操作性で、ボタン一つで開閉を操作できますし、なんと時速100km までなら走行中でも開閉可能とのこと。ただ正直「運転しながら屋根を開けてもいいのかな?」と、思わず心配してしまいます。

そこで街中を走行しながら試してみたのですが、何しろ手動でのロック解除が不要で、まるでドアウィンドウを開くように、ボタン一つでオープンルーフに変身できるのですから素晴らしい。20秒もかからないうちに完了しますから、これなら気楽にオープンドライブを楽しむことができます。

ちなみにルーフはトランクの上端まで収納できますが、開閉操作をしていると自動的に一旦ルーフの後端で止まります。ルーフを完全に収納した状態では風が爽やかにキャビンを抜けていきますが、ルーフ後端で停止した状態では風の巻き込みがないので、気軽にオープン感覚を楽しむことができます。シーンに応じて楽しめるのが嬉しいですネ。

続いてルーフを開けたまま、首都高速に入ります。首都高速でも、街中で受けたDS3  CABRIOの走りの印象は変わりません。合流や追い越しでも余裕で加速していきますし、サイド面のあるカブリオレはボディ剛性でも有利で、クローズドボディのようにしっかりしていて、継ぎ目や段差をいなしていきます。

本場欧州の1.2L直3ダウンサイジングターボは、「3気筒特有の振動をほぼ全く感じない」「1500から3000回転が一番トルクの美味しい回転領域」「アクセルを踏んでエンジン回転を上げてもパワーがついてこない」などが大きな特徴。特に常用速度域の低回転トルクを最優先したエンジンは、6ATとのマッチングも素晴らしく、滑らかで力強い走りを味わうことができました。

実際に首都高環状線を周回してみると、DS3  CABRIOは滑らかなハンドリングを発揮。もともとスポーツ走行を行う類のクルマではありませんが、ボディや足回りのポテンシャルは相当高く、環状線の流れを気持ち良くリードできます。ただダウンサイジングターボは、ボディサイズや重量に対してエンジン排気量が小さいため、エンジンブレーキが効きにくく、DS3  CABRIOもエンブレを意識したドライビングは苦手科目でした。

また高速を走りながらルーフを閉めてみましたが、本当にボタン一つで、走行風の影響を受けることなく屋根が頭上を覆ってくれます。なにより一番ありがたかったのが、陽射しが出てきた時に、運転しながら屋根を閉められることでした。

「せっかくのオープンカーなのに、陽射しが辛いなんて貧弱!」と叱られそうですが、陽射しの中を走るオープンカーのキャビン環境は直射日光を浴びながら椅子に座り続けるのと同じ。特に日本の陽射しは強いので、帽子でもカバーしきれないくらい厳しかったりします。

そんな状況にあって、DS3  CABRIOの走行中の好きな時に屋根を開閉できる機能は、本当に大きなアドバンテージ。単に操作性に優れているだけでなく、走行中でも陽射しが辛くなったら屋根を閉め、陽射しがおさまったらまたすぐにオープンにできるので、大幅にオープンエアを楽しむ時間を増やすことができました。

次回は、燃費などの総括です。

(星崎 俊浩)

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