Amazonは、自動運転技術のスタートアップZooxを買収することで合意した。The Informationが情報筋の話として報じたところによると、買収額は10億ドル(約1070億円)を超える金額となる。The Wall Street Journal(WSJ)は5月、買収に向け協議中だと報じていた。Amazonはブログ記事で買収を明らかにした。Zooxは、2018年の投資ラウンドで評価額32億ドル(約3400億円)とされていたが、買収額はこの額を大きく下回ることになりそうだ。しかし、現在の経済情勢を考えれば、この規模の買収額は少額ではないかもしれない。

 Zooxは6年前に創業した。2019年には、技術ではなく訴訟で一躍注目を集めた。Zooxは、Teslaの従業員を引き抜き、機密文書を不正に入手したとしてTeslaに訴えられた。

 同社の技術は、新しく完全自動運転向けに特別に設計された自動車にフォーカスしている。同社は前後の区別のない車両を設計している。どちらの方向にもシームレスに走行可能で、配車サービスでの利用最適化されたものになるとされている。

 Amazonによると、Zooxの最高経営責任者(CEO)Aicha Evans氏と、共同創業者で最高技術責任者(CTO)のJesse Levinson氏は、「自らのミッションに向けた革新と推進」のために今後もZooxのチームを率いる。このミッションがAmazonの目標と具体的にどのように重なるのか、明らかではない。小売業者として莫大な規模を誇るAmazonは、これまでに自動車分野にかなりの投資をしている。2019年には電気自動車のスタートアップRivianへの7億ドル(約770億円)の投資を主導した。これまでに電気自動車に投資しているが、自動自動車への投資に踏み出したといえるかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。