(CNN) パキスタン北東部で相次ぐ雪崩が発生して住宅などが押し流され、少なくとも77人が死亡、94人が負傷した。まだ大勢が雪の下敷きになっている可能性があり、犠牲者の数はさらに増える恐れもある。

地元当局が14日に明らかにしたところによると、カシミール地方のパキスタン側にあるニーラム渓谷で、大雪による雪崩が発生。住宅数十棟が倒壊したり雪に埋まったりするなどして、家の中にいた住人が死傷した。

地元住民はシャベルで深い雪をかき分けて行方不明者を探す作業を続けている。

現場には救急隊などが出動しており、カーン首相は14日、国家災害対策当局や軍、閣僚に対し、被災者の人道支援に当たるよう指示したと述べた。

負傷者は軍のヘリコプターで同地の中心都市に搬送されている。雪によって孤立した地域には、ヘリコプターで食料などの支援物資を投下する。

カシミール地方のパキスタン側は20年ぶりの厳冬に見舞われ、雪のために道路が通行できなくなったり、通信サービスや電力の供給が中断されたりするなどの被害が出ていた。

これとは別に、パキスタン南西部のバルチスタン州でも今週に入り、雨や雪に関連して48時間で16人が死亡した。

首都イスラマバードの気象当局は、この季節に大雪が降るのは例年のことだが、今年は気候変動の影響で、過去数年に比べて特に寒さが厳しいと話している。