(CNN) 米アラスカ州沖で、家族連れを乗せた小型ボートが海面からジャンプしたザトウクジラに衝突し、一家4人が負傷した。

現地の消防局によると、アラスカ州西部ジュノー沖で小型ボート(全長約6メートル)が時速30〜40キロほどの速度で航行していたところ、目の前の海上にザトウクジラが現れた。

ボートは方向転換してクジラをよけようとしたが、クジラも方向を変えたために衝突した。

ボートはエンジンを再始動して、出発地の港にたどり着くことができた。そこから救急車を呼び、外傷を負った3人が病院に搬送され、1人は救急ヘリで別の病院に運ばれた。一家の容体は分かっていない。

消防によると、クジラとの衝突はあまり報告例がないものの、衝突しそうになるのはよくあることだという。

担当者が記憶している限りでは、10〜12年前にザトウクジラがボートの上に飛び出して、負傷者が病院に運ばれたことがあった。

米海洋大気局(NOAA)によると、ボートと衝突したクジラがけがをしたかどうかは不明だが、同地でけがをしたり死んだりしたクジラを見かけたという報告は入っていない。

ザトウクジラは保護種に指定された大型のクジラで、メスの方が体が大きく、体長は平均で約15メートル、体重は約35トンにもなる。

NOAAは船舶に対してクジラに注意するよう促し、法令に従って100ヤード(約90メートル)の距離を保つよう呼びかけている。