甘酸っぱくて爽やか! 宮崎で発見された珍しい柑橘

〈日向夏〉をご存知ですか?愛媛県や静岡県では〈ニューサマーオレンジ〉、高知県では〈土佐小夏〉や〈小夏みかん〉とも呼ばれている柑橘です。地域で名称は異なるものの、その発祥は江戸時代後期の宮崎県だったのだそう。

日向夏は、今から約200年前の文政年間(1818年〜1831年)に、 旧宮崎郡(現宮崎市)の民家で偶発実生として発見された果実です。宮崎の地は古来、日向国(ひゅうがのくに)と呼ばれていたことから日向夏と名付けられました。

そんな宮崎のソウルフルーツ日向夏をもっと知ってもらいたいと、2020年は「日向夏発見200年」としてさまざまな情報を発信しています。特設サイトはこちら。日向夏を使った料理レシピや日向夏の魅力などが盛りだくさんです。

温暖な気候を生かして果樹の生産が盛んな宮崎。

温暖な気候を生かして果樹の生産が盛んな宮崎。

偶然にも発見された日向夏ですが、生産と流通を軌道に乗せるには多くの課題をクリアしなければならず、長年にわたり研究が進められました。当時、宮崎大学で教授を務めていた三輪忠珍(みわただよし)博士は日向夏研究に力を尽くした人物で、それまで極めて不安定であった日向夏の生産技術の改良に大きく貢献されたのだといいます。

先人たちの功績により、種子が多いという難点も改善され冬季の寒害防止対策も可能になり、おいしい日向夏を味わうことができるようになりました。

白皮も食べちゃう? 知られていない日向夏のおいしい食べ方

日向夏の果実はレモンのように明るい黄色。温州みかんよりもひと回り大きく、ぶんたんよりも小ぶり。

日向夏の果実はレモンのように明るい黄色。温州みかんよりもひと回り大きく、ぶんたんよりも小ぶり。

日向夏は、一般的な柑橘とはちょっと違った食べ方に特徴があります。外皮をむくときはナイフでりんごの皮を薄くむくようにして、ふかふかの白皮(アルベド)を残すのがポイント。このアルベドにほんのり甘みがあり、爽やかな果肉と一緒に食べることでおいしさが倍増します!まずは、このアルベドを削ぎ落としてしまわないようにご注意を。

皮を薄くむいたら芯の部分を残すように果肉をカットしていきます。

皮を薄くむいたら芯の部分を残すように果肉をカットしていきます。

アルベドがあってこその日向夏。他の果実にはない食感をぜひ味わって。

アルベドがあってこその日向夏。ほかの果実にはない食感をぜひ味わって。

みずみずしく爽やかな風味の日向夏。日向夏の生産拡大には、生食用だけではなく加工品の充実もあげられます。果汁工場の設立により1985年にマーマレードの製造がスタート、以降、日向夏の本格加工が進み、ドリンクや菓子などの加工品に日向夏果汁は欠かせない存在に。今では日向夏独特の味わいをたのしめる多種多様な商品が販売されています。その中から夏に味わいたい、日向夏の加工商品をいくつかご紹介します。

お取り寄せできる! 宮崎の日向夏ご当地商品

日向夏ようかん〈黄娘〉1個 918円(税込)。外皮のしゃきっとした食感とようかんの口当たりが絶妙。

日向夏ようかん〈黄娘〉1個 918円(税込)。外皮のしゃきっとした食感とようかんの口当たりが絶妙。

〈味のくらや〉の日向夏ようかん〈黄娘〉は、日向夏の中身を丁寧にくり抜き、皮を4日間かけて蜜漬けにしています。中には果汁を使ったようかんを流し込んでつくられていて、手にのせるとずっしりと重さを感じるほど。日向夏をまるごと使い、甘さ控えめでさっぱりと仕上げられた一品。冷やしたようかんは熱い日本茶と味わうのがおすすめです。

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〈日向夏ドレッシング〉290ml 3本セット1,890円(税込)

〈日向夏ドレッシング〉290ml 3本セット1,890円(税込)

〈ミツイシ株式会社〉から、日向夏の果皮のシャキシャキした食感がたのしめるドレッシングが発売中。和・洋・中どれも相性がよく、鶏唐揚げやカルパッチョ、冷製パスタにもぴったり。そろそろ夏バテが気になる頃ですが、爽やかな酸味と香りで食欲をそそられること間違いなし。

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101円(税込)内容量:200ml 九州の生乳と三種混合菌でマイルドな味わいに。地域で愛される〈Dairy〉のロングセラー商品。

101円(税込)内容量:200ml 九州の生乳と三種混合菌でマイルドな味わいに。地域で愛される〈Dairy〉のロングセラー商品。

九州ではお馴染みの〈ヨーグルッペ〉。今年は発売から35周年を迎えます。初の柑橘系フレーバーとして〈ヨーグルッペみやざき日向夏〉が登場しました。懐かしい味わいを思い出す、九州にゆかりのある方も多いのでは? 8月までの限定商品なので、ヨーグルッペファンはぜひお試しを。

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500円(税込)内容量:330ml

500円(税込)内容量:330ml

天然水と自家培養酵母を使用しクラフトビールを製造する〈宮崎ひでじビール〉から、爽やかさ満点のフルーツラガーをご紹介。ほどよい酸味、甘くなく軽快でキレのあるのどごしの〈九州CRAFT 日向夏〉は、日向夏とホップの香りが絶妙なバランスです。

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日向夏を使った商品はまだまだたくさん!

宮崎市の〈みやざき物産館KONNE〉では、店頭やオンラインでも数多くの商品を取り扱っています。まとめての購入はこちらのオンラインストアも便利です。ただしネットにはない商品もあるため、関東にお住いなら、利便性もよく商品も豊富な〈新宿みやざき館KONNE〉に足を運んでみてはいかがでしょう?

〈新宿みやざき館KONNE〉東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス内 10:00 〜 20:00(1階ショップ)

〈新宿みやざき館KONNE〉東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス内 10:00〜20:00(1階ショップ)

〈新宿みやざき館KONNE〉の情報はこちらをご覧ください。

すでに夏真っ盛り。宮崎の太陽をいっぱい浴びて育った日向夏が、さまざまなかたちで私たちのもとへ届きます。日向夏ならではの甘酸っぱく爽やかな味わいをたのしんで、うだるような暑さを乗り切りってみてはいかがでしょうか?

information

日向夏発見200年

特設WEBサイト:https://www.hyuganatsu200th.com/

writer profile

Mayo Hayashi

林真世

はやし・まよ●福岡県出身。さまざまな職種を経験後、現在はフリーランスのライターとして活動中。デザイン・アートが好きで、作家やアーティストのインタビューを中心に執筆。2020年に地元福岡に帰郷、東京と行き来しながら九州のおもしろいヒトモノコトを掘り起こし発信している。