大人も子どもも遊べるミュージアム&プレイパーク

2020年6月、東京・立川北側にある新街区〈GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)〉内に〈PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)〉と〈PLAY! PARK(プレイパーク)〉がオープンしました。

PLAY! MUSEUMは、絵とことばがテーマの美術館。PLAY! PARKは、子どもの屋内遊び場。

ロゴマークやサインを手掛けたのは、デザイナーの菊地敦己さん。

ロゴマークやサインを手掛けたのは、デザイナーの菊地敦己さん。

現在PLAY! MUSEUMでは、オープン記念として、常設展「エリック・カール 遊ぶための本」と企画展「tupera tuperaのかおてん.」を開催しています。

エリック・カール『はらぺこあおむし』イラストレーション 1990 年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy ofThe Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. (c)  1969, 1987 Eric Carle.

エリック・カール『はらぺこあおむし』イラストレーション 1990 年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy ofThe Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. (c) 1969, 1987 Eric Carle.

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

GREEN SPRINGSは、2020年4月、JR立川駅北側に誕生した複合型プロジェクト。ショップやレストラン、ホテルなど9つの棟の中心には、約1万平方メートルの広場があり、何とも気持ちのいいロケーション。

〈GREEN SPRINGS〉「空と大地と人がつながる、ウェルビーイングタウン」をコンセプトにした未来型の文化都市空間。長さ約120メートルにおよぶ階段状のカスケード(人工滝)では水遊びも楽しめます。カスケードを登った先には、緑豊かな昭和記念公園を見下ろす屋上展望スペースが広がっています。

〈GREEN SPRINGS〉「空と大地と人がつながる、ウェルビーイングタウン」をコンセプトにした未来型の文化都市空間。長さ約120メートルにおよぶ階段状のカスケード(人工滝)では水遊びも楽しめます。カスケードを登った先には、緑豊かな昭和記念公園を見下ろす屋上展望スペースが広がっています。

PLAY! は当日の再入場もOKなので、展覧会と屋外を行き来しながら、1日中遊べます。それでは、建物の中に入ってみましょう。美術館は建物の2階にあります。エントランスはこんな感じ。

PLAY! MUSEUM エントランス

PLAY! MUSEUM エントランス

大きな弧を描く壁は、うずまき状になっています。

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

内装設計を手掛けたのは、同市内の〈ふじようちえん〉などの設計で知られる〈手塚建築研究所〉の手塚貴晴さんと手塚由比さん。内装設計だけではなく、遊具の制作にも関わっています。子どもはもちろん、大人もわくわくさせられる空間です。

3階は、PLAY! PARK。こちらはPLAY!のシンボルでもある「大きなお皿」。直径22メートルもある、お皿型のスペースです。

PLAY! PARK 「大きなお皿」

PLAY! PARK 「大きなお皿」

この巨大なスペースに、子どもたちは大喜び。駆け回ったり、円形のへりですべったりして遊んでいました。こちらは小さな子ども(3歳未満)が遊べる「小さなお皿」。

PLAY! PARK 「小さなお皿」

PLAY! PARK 「小さなお皿」

そして、小さな工房「ファクトリー」と絵本が充実した「ライブラリー」、アニメーションを上映する「シアター」。

「ファクトリー」様々な材料や工具を使い、ものづくりできる場所。「まいにちのワークショップ」を開催。

「ファクトリー」さまざまな材料や工具を使い、ものづくりできる場所。「まいにちのワークショップ」を開催。

PLAY! PARK 「ライブラリー」。常時700冊の国内外の絵本が読み放題。本棚に座ったり、地面に寝転んだり、自由に楽しめます。

PLAY! PARK 「ライブラリー」。常時700冊の国内外の絵本が読み放題。本棚に座ったり、地面に寝転んだり、自由に楽しめます。

PLAY! PARK 内観 「シアター」。多摩美術大学グラフィックデザイン学科の学生によるアニメーション作品「タマグラアニメーション」を上映します。

PLAY! PARK 内観 「シアター」。多摩美術大学グラフィックデザイン学科の学生によるアニメーション作品「タマグラアニメーション」を上映します。

PLAY! MUSEUM 受付

PLAY! MUSEUM 受付

公式サイトに掲載されている手塚建築研究所のインタビューによると、おふたりがつくっているのは「場」であり、そこで起きる「できごと」なのだそう。手塚貴晴さんは、人が輪になっていると、そこにいろんな関係性やイベントが生まれると言います。

たしかに「子どものお皿」では子どもたちが自由に駆け回り、その周りではお父さんやお母さんたちが思い思いにくつろぎ、近所の公園とも、家のなかとも違った光景が広がっていました。手塚さんは「できごと」のデザインに関わることができるのは、本当にやりがいのあるプロジェクトだと語っています。(インタビュー全編はこちら。ぜひ合わせてチェックしてみてください)

館内には、広々としたカフェも。立川〈鈴木農園〉の有機野菜などを使ったメニューや、展覧会に関連したオリジナルのフードやスイーツ、ドリンクを提供しています。

PLAY! CAFE 「エリック・カール 遊ぶための本」はらぺこあおむしのサンドイッチ ™ & (c)  2020 Eric Carle LLC.

PLAY! CAFE 「エリック・カール 遊ぶための本」はらぺこあおむしのサンドイッチ ™ & (c) 2020 Eric Carle LLC.

PLAY! CAFE 内観

PLAY! CAFE 内観

現在PLAY! では、国内外の美術館による対策や、日本政府の基本対処方針を踏まえた上で、より厳しい視点でガイドラインを定め、万全の準備で来場者を迎えています。

また、当面の間は暫定プログラムを実施するそうPLAY! PARKでは「未知との出会い」をテーマに「まいにちPLAY!」を開催。大きなお皿で「おしゃべりしない」ことを遊びにしたり、大きな布で風を感じてみたり、ものを触らずに動かすゲームなどをしながら、新しい遊びを発見していきます。

PLAY! PARK 「まいにちPLAY!」内ワークショップ「Let’s かおPLAY!」。いろんなもので「かお」をつくります。

PLAY! PARK 「まいにちPLAY!」内ワークショップ「Let’s かおPLAY!」。いろんなもので「かお」をつくります。

また、アートやサイエンスを学ぶ「まいにちのワークショップ」や広々とした空間で体験する生演奏やパフォーマンス「PLAY! LIVE」(土日祝のみ)も行われます。いずれも少人数による予約・入替制とし、密集を避け、飛沫・接触感染を防ぎ、安心して遊ぶことができるようになっています。

来場の際は、公式サイトにて当日のプログラムと予約方法をご確認のうえお出かけください。

information

PLAY! MUSEUM/PLAY! PARK

所在地:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3

アクセス:JR「立川」駅北口、多摩モノレール「立川北」駅北口より徒歩約5分

開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)※PLAY! PARKは予約・入替制

休館日:無休(展示の入替、年末年始をのぞく)

PLAY! MUSEUM 入場料:一般1500円、大学生1000円、高校生800円、中・小学生500円(税込) ※未就学児無料、障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額

PLAY! PARK 入場料:イベントごとに異なる

https://play2020.jp/

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。