ウィズコロナの時代に合う鑑賞のかたちとは?

静岡県沼津市にある〈INN THE PARK イン·ザ·パーク〉が〈MOTION GALLERY〉でクラウドファウンディングプロジェクトをスタートさせました。

ゴールは、宿泊施設を備えた“泊まれる公園”INN THE PARKに野外ステージをつくるというもの。活動場所に困っているアーティストや事業者の方に、きれいな空気と自然に囲まれたステージを提供したいと立ち上げられたプロジェクトです。

ステージのイメージ図。詳細は今後、協議しながら決定していくそう。

ステージのイメージ図。詳細は今後、協議しながら決定していくそう。

静岡県沼津市で30年以上にわたり愛されてきた「少年自然の家」跡地をリノベーションして誕生したINN THE PARK。

森のなかに浮かぶ球体型の吊テントや、天窓のあるドームテントといった、ユニークな宿泊施設が自慢です。

木漏れ日が気持ちよいテントの室内。

木漏れ日が気持ちよいテントの室内。

リノベーションを手がけたのは沼津市と設計事務所〈オープン・エー〉。公民連携の事業として、2017年9月にオープン。

リノベーションを手がけたのは沼津市と設計事務所〈オープン・エー〉。公民連携の事業として、2017年9月にオープン。

スタッフの皆さん。

スタッフの皆さん。

野外ステージでライブや演劇を楽しんだ後、そのまま公園に泊まるなんて楽しそうですね。

当面はソーシャルディスタンスを保つ工夫が求められそうですが、INN THE PARKの面積は、代々木公園に匹敵する約60ヘクタール。この広さを生かして、ウィズコロナの時代に合った新しい鑑賞のかたちが生まれるかもしれません。

以前開催されたイベントの様子。

以前開催されたイベントの様子。

今回のクラウドファウンディングでは、屋外ステージの設置費用とそこで使用する照明・音響機材の費用、その他電気設備などの設置にかかる費用にかかる支援を募っています。

支援のリターンは食事券や宿泊券、オリジナルTシャツなど多数用意されていますが、目玉はイベント主催券付きのコース(200,000円)。この公園でイベントを開催したいという方は検討されてみてはいかがでしょうか?

東京都心からのアクセスは東名高速道路で約1.5時間。これまでに映画祭やマルシェイベントなどが開催され、好評を博してきたといいます。2019年9月には「夜空と交差する森の映画祭2019」が開催されました。

映画祭で芝生広場に設置されたスクリーン。

映画祭で芝生広場に設置されたスクリーン。

森のなかでは物販、ワークショップコーナーを展開。

森のなかでは物販、ワークショップコーナーを展開。

公園内に設置された4か所のスクリーンではオールナイトで映画が上映され、飲食・物販ブースが並ぶほか、ワークショップやダンスパフォーマンス、トークショーなどのプログラムが実施されました。

この環境のなかで音楽やパフォーマンスを楽しめたら、忘れられない一夜になりそうですね。

本プロジェクトの協力者には、〈Little Nap COFFEE STAND〉の濱田大介さんや、〈FUJI ROCK FESTIVAL〉〈ap bank fes〉など様々なイベントの制作・運営ディレクターを務めてきた小林 直さん、野外フェス、コンサート、イベントの制作を手がける南部雄亮さんも名を連ねています。

発起人の皆さんは「ウィズコロナの生活において娯楽を楽しむ場所のひとつとして、またエンターテインメントを愛してやまない人々の活躍の場を確保する一助として、ぜひこのプロジェクトにご支援・ご協力をお願いします!」と呼びかけています。支援の募集期間は2020年7月31日23:59まで。詳細はこちらから。

information

INN THE PARK 

住所:静岡県沼津市足高220-4

アクセス:東名高速道路「沼津」インターチェンジから約9分(約3.5km)/東海道本線「沼津」駅からタクシーで約18分(約7km)

運営:株式会社インザパーク

https://www.innthepark.jp/

https://motion-gallery.net/projects/stage_innthepark

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。