職人の技が光る伝統工芸品。アート作品のようにインテリアのひとつとして飾っているという人は少なくないのでは?
そんなちょっぴり敷居の高さを感じる伝統工芸品を現代のライフスタイルに合った日用品として展開しているのが〈TOUCH CLASSIC〉シリーズです。宮城県仙台市で創業し約90年の老舗ものづくり工房〈東北工芸製作所〉が手がけています。
日々の暮らしに馴染む「黒」をベースの色に使用し、東北・宮城に伝わるうるし塗りの技法である「玉虫塗」を用いた器やグラスを展開しています。
独特の技法でつくられる玉虫のような艶やかな美しさ「玉虫塗」とは、玉虫の羽のような艶やかな発色と光沢が特徴の仙台に伝わるうるし塗りの技法のこと。その独特の風合いは、銀粉を蒔き、透明感のある色うるしを塗るという独特の製法で生み出されます。
昭和60(1985)年に、宮城県の伝統的工芸品の指定され、現在では献上品、記念品として贈られるなど、地元の特産品として愛されています。
〈TOUCH CLASSIC〉は、そんな昔ながらの漆器をモダンなプロダクトに生まれ変え、より使いやすくデザインされています。
スタイリッシュな見た目と使い勝手のよさが魅力このほか、花瓶や風鈴、ワインスタンド、万年筆など幅広いアイテムが展開されています。
ギフトとしても喜ばれるアイテムなので特別な日の贈り物や、今年のホリデーギフトとして大切な人にプレゼントするのもよさそうです。
飾るだけではもったいない。使って楽しむ新しい伝統工芸品の魅力をお試しあれ。
information
TOUCH CLASSIC タッチ クラッシック
Web:http://touchclassic.jp/
writer profile
Emi Ishida
石田絵美
いしだ・えみ●埼玉県出身。ファッションやカルチャーを軸に、WEB・紙媒体で編集・執筆を行う。旅行では地元のみなさんが集まる食堂や居酒屋を訪ねるのがマイルール。酒とおいしいものをこよなく愛する飲兵衛。