最小限持つのはこの4つ


これまで、サラダならオイルとお酢を1:1、和食ならしょうゆとお酒、みりんを1:1:1とご紹介してきました。味噌汁の味噌などを含め、調味料は最低限、これまでご紹介したものがあれば十分です。シンプルだし、回転がいいので、賞味期限を気にすることもありません。

ドレッシングや市販の「合わせ調味料」を買わなくなると、冷蔵庫もとてもすっきりします。めんつゆや焼き肉のたれなど、どうしても忘れて賞味期限が切れてしまったり、量が多いと冷蔵庫の場所も取ります。

「合わせ調味料は買わない」と決めた上で、最低限あると便利なのが、

ポン酢
オイスターソース
塩麹
トマトケチャップ

です。この4つだけは、あれば便利です。食べ慣れているので、比較的飽きるということも少ないし、余裕があるときには、しょうゆなどの基本の調味料と合わせて、より味に深みも出せます。


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買うと便利な調味料はこの4つ。「実生ゆずぽんず」(カネトシ)、「李錦記特製オイスターソース」(李錦記)、「塩麹」(伊勢惣)、「オーガニック有機ヒカリトマトケチャップ」(光食品)です

ポン酢は、すでにお酢としょうゆが混ぜられている


ポン酢(正しくは「ポン酢しょうゆ」)は、みなさんご存じのとおり、柑橘類の果汁と酢、しょうゆが合わさっています。

我が家では、酢の物はポン酢1本です。特に、乾燥わかめと好相性で、わかめと納豆の酢の物やわかめとキュウリの酢の物などは、すぐできる和食の副菜として大活躍。これに、余裕があるときは刻んだ梅干しを加えたり、旨みを足したいときはかつおぶしを加えたりと、アレンジするのも簡単です。

また、ポン酢は韓国風ドレッシングを作るのにも便利です。ごま油をポン酢に同量混ぜるだけでもうドレッシングのできあがり。韓国風ドレッシングはごま油、酢、しょ うゆで作りますが、ポン酢は酢としょうゆがすでに合わさっているから便利です。

さらに、おすすめなのが炒め物にすること。爽やかなしょうが焼きのような味がポン酢1本で出せます。合わせ調味料のいいところは、たくさんかけなくても、すぐおいしくなるところです。

豚肉をポン酢で炒めるだけでおいしい


しょうが焼きで紹介しましたが、ポン酢炒めもしゃぶしゃぶ用の豚肉を使うと、やわらかく、火のとおりが早く、すぐにできあがります。

全体としては、玉ねぎと肉に火をとおしたあと、最後にポン酢を入れるという流れです。玉ねぎはくったりさせたいので、先に炒めましょう。コツはそれだけです。肉100gにつきポン酢大さじ1が目安です。

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材料(2人分)

豚肉(しゃぶしゃぶ用)...... 200g

玉ねぎ(薄切り)...... 1/2個

バターまたはサラダ油...... 大さじ1

ポン酢...... 大さじ2

作り方

1 フライパンにバターを熱し、玉ねぎを炒める。

2 玉ねぎに色がついたら、豚肉を加えて炒める。

3 豚肉に火がとおったら、ポン酢を加えて軽く炒める。

オイスターソースは、甘みとコクと強い旨みが魅力


オイスターソースは牡蠣の旨みをベースに、砂糖や油を混ぜて作られた中華風の調味料です。この1本で中華の味になります。箱などで売られている中華料理の素がなくても、これ1本で本格的な味になります。

オイスターソースを入れるタイミングは、最後です。オイスターソースは砂糖が入っているので、最後に入れるとこげません。

焼きそば、焼きうどんもオイスターソース1本で


焼きそばはソースで、焼きうどんはしょうゆで味つけするのが通常ですが、オイスターソースで炒めると中華風の本格的な味になるのと、味がしっかり決まっておいしくなります。

味つけの目安は、焼きそば、焼うどん1玉につきオイスターソース大さじ1です。手順としては、肉と野菜を炒めたあとに麺を入れ、最後にオイスターソースを入れましょう。具材の多さにもよるので、味が薄い場合は少しずつオイスターソースを足してください。

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材料(2人分)

焼きそば用麺...... 2玉

豚バラ肉(食べやすい大きさに切る)...... 200g

春菊(食べやすい大きさに切る)...... 1株

しめじ(石づきを取ってほぐす)...... 1パック

サラダ油...... 大さじ1

オイスターソース...... 大さじ2

作り方

1 フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を炒める。

2 豚肉に火がとおったら春菊としめじを加えて炒める。

3 焼きそば用麺を入れ、最後にオイスターソースを加え、麺をほぐしながら全体を混ぜ合わせて炒める。

塩麹を使えば、味が深まってワンランク上がる


塩麹は、旨み担当です。塩プラス米の持つ旨みと甘みが加えられ、他に代えがたい味わいになります。炒め物にこれ一本を使ってもいいですし、下味にもいいし、スープや煮物に入れても味を深めます。天然成分の旨み調味料です。ですので、買ったらじゃんじゃん使ってください。

その中でもおすすめなのは、焼き魚に塗ること。お酒で下処理をするよりも旨みがききます。

さわらに塩麹をつけて焼くと、本格的な漬け料理に


ポイントは、魚に塗って30分以上置くこと。旨みがしみ込み、どんな魚でもしっとりします。ちなみに、タラ、鯛、鮭、カマスなど白身魚全般がおいしいです。前日の料理のついでに魚に塗っておくのがベストですが、難しい場合は、料理のいちばん最初に塗ってください。塩麹は全部拭っても、皮のあたりはジュージューと焦げますが、 それがおいしいです。

そして、魚焼きグリルの上に、ぜひアルミホイルを敷いて焼いてください。そうすると、洗うのが大変なグリルを洗わなくてすみます。

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材料(2人分)

さわら...... 2切れ

塩麹...... 適量

作り方

1 塩麹をさわら全体に塗って、30分ほど置く。

2 さわらの表面を軽くペーパータオルで拭き、魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて両面を焼く。

クリアで爽やかなおいしさになるトマトケチャップ


ケチャップは酸味と甘みがあり味がハッキリしているので、冷めてもおいしいのが特徴です。特に、お弁当を作るご家庭ではケチャップはあると便利です。

たとえばアルミカップに入れた具材にケチャップをかけ、粉チーズを乗せるだけでピザ風になったりします。トマトは、旨みの成分であるグルタミン酸の宝庫ですので、入れると味が深まります。

鶏むね肉はバターとケチャップで炒めるだけ


拍子抜けするほど簡単なのに、バターのコクと、ケチャップの酸味がおいしいのが、鶏むね肉のケチャップ炒めです。鶏むね肉のおいしい食べ方です。

パサパサしがちな鶏むね肉をぷるんと食べるには、酒と片栗粉を最初にもみ込んでおきましょう。そして、肉を炒めたら、最後にバターとケチャップをからめます。バターはケチャップと相性がよく、コクを足します。1人前がケチャップ大さじ2と覚えておきましょう。

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材料(2人分)

鶏むね肉(一口大のそぎ切り)...... 200g

酒...... 大さじ1

片栗粉...... 大さじ1

サラダ油またはオリーブオイル...... 大さじ1

バター...... 20g

トマトケチャップ...... 大さじ4

作り方

1 鶏むね肉に酒と片栗粉をもみ込む。

2 フライパンにサラダ油またはオリーブオイルを熱し、鶏むね肉を焼く。

3 こんがり色づいたら、バターとケチャップをからめる。


 【クックパッドでもレシピをチェックできます♪】

豚肉のポン酢炒め

by スタッフたかこ

玉ねぎと肉に火をとおしたあと、最後にポン酢を入れるだけの簡単お料理です。


焼きそばのオイスターソース炒め

by スタッフたかこ

オイスターソース1本で味が決まります。


さわらの塩麹焼き

by スタッフたかこ

塩麹をつけておき、あとは焼くだけ。本格的な漬け料理に返信です。


鶏むね肉のケチャップ炒め

by スタッフたかこ

拍子抜けするほど簡単なのに、バターのコクと、ケチャップの酸味がおいしいお料理です。




(撮影:深澤慎平)

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小竹貴子

クックパッド株式会社ブランディング・編集部担当本部長。1972年、石川県金沢市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。株式会社博報堂アイ・スタジオを経て、2004年に有限会社コイン(後のクックパッド株式会社)入社。編集部門長を経て執行役に就任し、2009年に『日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2010』を受賞。2012年、同社退社。2016年4月から再びクックパッド株式会社に復帰、現職。現在、クックパッドニュースにて『おいしい思い出』、ForbesJAPANにて『それ、「食」で解決できます!』を連載中。また、フードエディターとして個人でも活動を行っている。