厚みのあるふわふわトロトロの玉子焼きが人気の「玉子焼 おざわ」。焼きたての玉子焼きは香りのいい出汁をたっぷりとまとい、大勢のリピーターさんを魅了しています。鎌倉を訪れたらシンプルな料理をとことん追求した職人が作る玉子焼きを堪能されてはいかがでしょうか。
JR鎌倉駅から鶴ケ岡八幡宮へと向かう途中、多くの人で賑わう小町通から1本入った細い小路沿いにあるビルの2階です。道沿いに “玉子焼き”という目立つ矢印の付いた看板があり、お品書きの奥にある細い階段を上った先に入り口があります。
シンプルな店内は小上がり8席、テーブル2席、カウンター6席。こじんまりとした温かみのある店です。
看板商品の玉子焼きは鮮度のいい卵4個を使います。店主が長年使い込んだ銅製のフライパンに出汁と合わせた溶き卵を流し込んでじっくりと焼き上げます。ボリュームがあるうえに中心までしっかりと火が入り、それでいてふんわりと仕上げていく腕前はさすがの職人技。焼きたてに切り目を入れてすぐにテーブルへと運ばれてくる玉子焼きからは出汁の香りが漂い、箸をつける前からわくわくと期待と楽しさが広がります。
温かい玉子焼きに箸を入れると、さらに出し汁があふれ出します。トロッとしてやわらかく、甘くて優しい味がしますよ。
持ち帰りを希望すると、2時間以内に冷蔵庫に入れられる場合に限って「おみやげ用玉子焼」(1300円)を販売してくれます。こちらは玉子8個を使い、お店で提供される玉子焼きの2倍サイズです。
ほとんどのお客さんが注文するという「玉子焼御前」は、玉子焼きにごはんとみそ汁、野沢菜がつくシンプルな定食。ごはんの上のシソ昆布と明太子は塩気があり、甘めの玉子焼きとのバランスも良くて満足感たっぷりです。卵がなくなると閉店時間より早く終了することもあるので、夕方は早めに行くのがおすすめです。ほかには「とりそぼろ御前」(1000円)や「信州おやき」(450円)などのメニューもあります。

玉子焼きのほかにあるもう一つの名物が「思い出ノート」。誰でも自由に書き込めるので、おいしい玉子焼きを食べた後は、ぜひお店の感想や鎌倉の想い出を書いてくださいね。