ハイカラな港町・横浜を象徴するかのような喫茶室のある「馬車道十番館」。開港当時を彷彿とさせる店内では、一人用のホール型のショートケーキや赤レンガをイメージしたプリンなどフォルムのかわいいスイーツがいっぱいです。古き良き時代に思いを馳せてくつろがれてはいかがでしょうか。
横浜開港当時の馬車道は港へとつづくメイン通りでした。馬車や大勢の外国人が行き交うハイカラな街として発展し、日本で初めてガス灯も灯されました。そんな歴史のあるエリアに建つ赤レンガ造りの馬車道十番館は明治の西洋建築を再現し、約半世紀にわたってこの界隈の移り変わりを見てきました。入口の横には当時使われていた“牛馬飲水槽”が今も残されて、白枠の窓のある公衆電話ボックスやガス灯などにも情緒があります。
喫茶室の上部には大きなステンドグラスがはめ込まれ、日の向きによってはその色の光がテーブルまで届きます。大きな柱時計や木製の電話などがさりげなく置かれるなか、開港当時の様子をうかがわせるガラスのレリーフを見ているとタイムスリップしたかのような気分にもなりますよ。
このお店は文明開化の象徴の一つでもあったガス灯の設置に貢献した高島喜右衛門氏の屋敷跡に建ち、お店の前と脇にガス灯が3本ありロゴにもなっています。ロゴは横浜土産として人気の「ビスカウト」などのスイーツや、喫茶室で扱うティーソーサーなどにもあしらわれているので、ぜひ横浜の歴史と一緒に味わってみて。
創業当時から人気の「ショートケーキ」は北海道産の生クリームを使用し、ホール型に焼いた柔らかいフワフワのスポンジケーキの間にもイチゴスライスと生クリームがたっぷり。シンプルなスイーツの中においしさがたくさん詰め込まれています。
1階の喫茶室では洋菓子のほかにモーニングやランチなどの軽食も用意されています。
上質の卵と牛乳でじっくり焼きあげた「十番館プディング ロワイヤル」。卵の味がしっかりとした昔ながらのデザートです。プルンとしたほどよい弾力もあり、上品な甘さのアングレーズ・ソースでいただきます。ランチで訪れたときはテイクアウト(680円)するのもおすすめです。

喫茶室では「ビスカウト」や「マドレーヌ」(308円)といった焼き菓子もいただけます。毎朝つくりたてのフレッシュクリームと一緒に楽しめる「馬車道十番館オリジナルブレンドコーヒー」(748円)と共に港町の情緒を感じながらのんびり過ごしてくださいね。