昨年秋、フランスの郷土料理とパティスリーを兼ねた「アコテ材木座」が鎌倉・材木座にオープンしました。アラカルトの料理はサラダやスープなど単品で好きなものを注文しやすく、香ばしいクロワッサンや季節のフルーツを使ったパルフェなどのスイーツも充実しています。ランチやティータイムに何度も足を運びたくなるお店です。
鎌倉駅から歩いて20分ほどの材木座海岸に近く、住宅街の中に小さなお店が点在する静かなエリアです。天気のいい日はお散歩しながらお店を目指されてはいかがでしょうか。渋谷のレストランでスタッフをしていたご夫婦が新しく開いたお店です。
外装と内装は、オーナーシェフの磯部健太朗さんが資材をそろえるところからはじめ、壁の漆喰の塗装はもちろんのこと板や鏡のはめ込みなどすべてDIYで仕上げて完成させました。パリのビストロで1年間修行したことがあり、その感覚が料理以外にも十分に発揮され、まるでパリの路地裏にありそうなお店の雰囲気です。タイルの天板が印象的なテーブルもアンティークのテーブルにタイルをはめ込んで作り上げたオリジナルで、居心地のいい空間を演出します。
扱う食材は、この付近から三浦半島にかけて実際に足で歩いて探した生産者さんから直接仕入れています。新鮮な地野菜・地卵・地魚を使ってつくるフレンチはおもにご主人が担当し、焼き菓子などのスイーツは奥様が担当します。
開店後、間もなくしてバスケットに並べられるクロワッサンは、ご近所さんが焼き上がりを見計らって訪れる人気商品。何度も試作を繰り返してたどり着いた納得の味と食感です。
このほかフランスの郷土菓子も種類豊富で、ラム酒の効いた生地をオーブンでじっくり焼いたボルドー銘菓の「カヌレ」(302円)やパウンドケーキなどの焼き菓子など、どれも厨房で丁寧に作られます。

温かい紅茶と一緒に選んだのは煮リンゴを何層も重なるパイ生地で包んだ「ショソン・オ・ボム」と、しっとり焼き上げた生地にレモンの酸味がさわやかなパウンドケーキ「ウィークエンドシトロン」。砂糖のコーティングで程よい甘さがあり、厚めにカットされています。
ショーケースの中の自家製ケーキは季節のフルーツを使ったタルトやチョコレートケーキなど、どれも素材の良さを感じます。サクサクのタルト生地にレモンクリームを敷き詰められた「タルトシトロン」は、イタリアンメレンゲの絞り方でそれぞれの表情があり遊び心もいっぱい。好きな形が選べますよ。
季節のフルーツと自家製アイスクリームを使った品のいい「パルフェ」がオープン当初から話題を呼んでいます。これまで「フランボアーズとライチとピスタチオ」「ショコラオレンジバナーヌ」といった具合に季節によって内容が変化し、春はイチゴが登場しました。今後も旬を意識した「パルフェ」をどうぞお楽しみに。
お店のかわいらしさを象徴するかのような動物のクッキー缶は贈り物にも最適です。ハリネズミやウサギなど7種の動物が型抜きされ、味もゴマやメープルなど動物によってそれぞれ。クッキー缶のデザインも磯部さんが手掛け、かわいさいっぱいです。