全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのおやつの時間が楽しくなるとっておきのスイーツから、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った銘菓まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は京都府の「姫橘羹」をご紹介します。

金柑が香り立つ色あざやかな錦玉羹

つやつやとした見た目に、甘く爽やかな香りがただよう「老松」の「姫橘羹(ひめきつかん)」。丁寧に裏ごしした金柑をたっぷり使い、寒天で固めた透明感のある錦玉羹(きんぎょくかん)で、小さなみかんのように見える金柑が古くは「姫橘」と呼ばれたことがネーミングの由来です。

切り分けて食べてみると、にごりがなく透き通ったオレンジ色の見た目と金柑の香り、混じりっ気のない上品な甘みが、口のなかに清涼感を運びます。

しっかりした甘さが濃い目の飲み物を引き立てる

「老松」があるのは、京都最古の花街がある北野エリアの上七軒。約112年続く和菓子店で、有職故実に基づき今も残る婚礼菓子や、茶道で使う菓子を作り続けています。「姫橘羹」もお茶菓子として作られただけあって、抹茶との相性が◎。

お家やオフィスでおともにするなら、ブラックのコーヒーや濃いめに入れた緑茶がぴったり。お菓子の甘さと飲み物のくっきりしたほろ苦さ、どちらも引き立つ組み合わせです。