全国各地のおいしい・かわいいお菓子を紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みが詰まった逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は山形県の「マロン」をご紹介します。

歯ざわりのいいパイ生地としっとり食感の白あん「マロン」

「マロン」は、山形県の「木村屋」伝統の和洋折衷の焼き菓子です。その名の通り栗を使ったお菓子で、白あんと一粒の栗を自家製のパイ生地で包みふっくらと焼き上げています。

食べてみると、サクッとしたパイ生地と、内側のしっとりした白あんが相性ばつぐん。生地に練り込まれた白あんは、どこか懐かしさを感じるほどよい甘さです。贅沢にひと粒まるごと使われた中央の栗の甘露煮がほっこりとしたアクセント。オーブンで少し温めると、焼きたてのようにふっくらとするので、時間があればおすすめです。

和と洋の素材や技術を折衷したお菓子や「酒種あんぱん」

「木村屋」は1887(明治20)年に、山形県初のパン屋として鶴岡市で創業。屋号は初代民吉が「酒種あんぱん」で有名な東京銀座木村家で修業し、暖簾分けを許されたことに由来します。以来130年以上作り続けている「酒種あんぱん」をはじめ、和洋折衷のおいしいお菓子を生み出しています。
本格的なフランス菓子の製法、パート・フィユタージュでパイ生地を作り、自家製のあんを合わせた「マロン」は、まさに和菓子と洋菓子の融合。酒種あんぱんから受け継いだ粋がここにあります。