『Girl/ガール』トランスジェンダーの娘が弱音…父の揺るぎない愛情が響く本編公開

『Girl/ガール』トランスジェンダーの娘が弱音…父の揺るぎない愛情が響く本編公開

 第71回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)ほか3冠を受賞した、公開中の映画『Girl/ガール』より、本編映像が到着。トランスジェンダーの娘が父に不安を吐露し、父が娘を励ます“親子の絆”を感じさせる場面が収められている。

 本作は、第71回カンヌ国際映画祭に選出されカメラドール(新人監督賞)、最優秀演技賞(ある視点部門)、国際批評家連盟賞の3冠を受賞したほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞ベルギー代表選出、第76回ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネートを成し遂げた、ベルギーの新鋭監督ルーカス・ドンのデビュー作。ドン監督が、バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされ、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いから誕生した作品だ。

 主人公ララを演じるビクトール・ポルスターは、アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクールに通う現役のトップダンサー。“性別を超越した美しさ”と絶賛され、500人を超える候補者の中から選ばれた。初の映画出演で、彼自身はシスジェンダーでありながら、ララの繊細な表情や思春期の心の機微を見事に表現し、バレエシーンでは圧倒的なパフォーマンスを見せている。

 15歳のララの夢はバレリーナになること。しかし、彼女は男の体に生まれてきたため、それは簡単なことではなかった。それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められる。夢の実現のためララは毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていく。だが、初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦り、ライバルから向けられる心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく…。

 今回解禁された映像は、普段は家族にも本音を打ち明けないララが父のベッドに潜り込み、不安を吐露するシーン。バレリーナになるために新しい街へ引っ越し、自身の体を女性の身体へ変化させるためホルモン治療を始めたララが、それでも「何も変わらなかったらどうしよう、そう思うと怖い」と珍しく弱音を吐く。父マティアスは、そんなララに対して「お前はとても勇気のある子だ」と讃え、「女性になることを急ぐ必要はないからな、パパだって時間をかけて男になったんだから」と答える。娘の思春期の焦りや不安にしっかりと向き合う、父の愛情が心に響くシーンとなっている。

 本作のモデルとなったトランスジェンダーのダンサー、ノラ・モンセクールの両親も実際に娘を全力でサポートし、現在はベルギーでトランスジェンダーの子どもを持つ家族の会を立ち上げ、自分たちの経験を通してほかの家族を支えている。ドン監督は本作について「誰もがそういう経験をしていますが、目立つよりも皆と同じようになりたい、目立たないよう型にはまっていきたいと人生の中で思う瞬間があると思います。その瞬間についての映画でもあるんです」と語っている。

 映画『Girl/ガール』は公開中。


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