2018年に台湾で公開され社会現象となった恋愛映画『比悲傷更悲傷的故事(原題)』が、邦題を『悲しみより、もっと悲しい物語』として4月3日より公開されることが決定し、予告映像と場面写真が解禁された。

 2009年にクォン・サンウ主演で大ヒットした韓国映画『悲しみよりもっと悲しい物語』の台湾リメイク版となる本作は、あふれるほどの想いで、愛する人の幸せを願う愛の軌跡を描くラブストーリー。台湾で2018年国内映画興行収入第1位を記録したほか、中国で台湾映画として史上初めて興行収入第1位に輝き、シンガポールとマレーシアでも2018年アジア映画興行収入第1位をたたき出した。

 若くして天涯孤独になった音楽プロデューサーのK(リウ・イーハオ)と、交通事故で家族を亡くした作詞家のクリーム(アイビー・チェン)は、高校1年生の時に学校のグラウンドで運命的に出会う。身寄りのない2人はやがて一緒に生活するようになり、互いに恋心を胸に秘めながらこの世でかけがえのないパートナーとして時を重ねていたが、Kは頑なにクリームに気持ちを伝えずにいた。自身の白血病が悪化し始めていたからだ。余命僅かだと知ったKは、自分がいなくなってもクリームが幸せに生きていけるよう、別の男性に彼女を託すことにする。クリームの結婚を無事に見届け、目的は果たされたかに思えた―が、そこには思いがけないもう1つの“物語”があった…。

 メガホンを取ったのは、感情描写に定評があり、“癒やし系監督”と呼ばれるギャビン・リン監督。主人公のKとクリームの学生時代はキラキラとして青春のきらめきに溢れた映像で、密かに想い合う2人の日々は、明るい光が差し込むロマンティックな感情に満ちたシーンに仕上げている。

 解禁された予告映像は、純粋で無邪気な高校生活を送るKとクリームの出会いから、大人になっても一緒に生活し続ける二人の心境の変化やお互いにかけがえのないパートナーになっていく様子、互いの幸せを願うゆえにすれ違う男女の悲しみが優しい光に満ちた映像で紡がれる。

 映像には、Kの病気が発症し余命1年と医者から告知されるシーンや、ウエディングドレス姿のクリームの姿も。台湾で“最も萌える彼氏”と称されるリウのひたむきな眼差しと、アイビーの複雑な感情を秘めながらもキュートな佇まいに、Kとクリームの幸せを願わずにはいられない予告編となっている。

 リウは「彼は余命が長くないことを知っていて、自分など取るに足らない、すぐに忘れ去られてしまう存在だと思ってしまっている、孤独で寂しさを抱えた人間。脚本を読んだ当初は泣いてセリフを忘れてしまったんです」と、役柄の悲しみを体現しながら撮影に挑んだことを明かしている。

 映画『悲しみより、もっと悲しい物語』は4月3日より全国順次公開。