昨年のトロント国際映画祭で、同映画祭始まって以来最長のスタンディングオベーションを浴びて話題を呼んだ映画『WAVES/ウェイブス』より、予告とポスタービジュアルが解禁。予告は、フランク・オーシャンの楽曲「Godspeed」が流れる中、傷ついた少女が立ち直り、新たな一歩を踏み出す姿をエモーショナルに描いたものとなっている。

 フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマー、カニエ・ウェスト、レディオヘッドほか豪華アーティスト達が手掛けた31曲が全編を彩る本作は、傷ついた若者たちが新たな一歩を踏み出すまでを描く希望の物語。誰もが体験する青春の挫折、恋人との別れと出会い、親子の確執、家族の絆、そしてすべての傷を癒す愛といったさまざまなテーマを、実験的かつ現代的な手法で鮮烈に描く。製作は、映画『ムーンライト』『レディ・バード』『ヘレディタリー/継承』など話題作を次々と送り出してきた映画制作会社のA24。

 トレイ・エドワード・シュルツ監督は、事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想して製作。監督自身が「ある意味でミュージカルのような作品」と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝えており、ミュージカルを超えた“プレイリスト・ムービー”が誕生した。

 予告には、幸せだった家族が、ある夜を境にバラバラになっていく様子が映し出されている。そんな中、傷ついた少女が、優しさと愛情に触れることで立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでがエモーショナルに描かれ、最後は「これ以上憎しみは抱えない 今を生きよう 今しかない」というポジティブなセリフで締めくくられている。寄り添うように流れるフランク・オーシャンの楽曲「Godspeed」が映像に息吹を与え、その世界感を伝える役割を担っている。

 ポスタービジュアルは、主人公の一人であるタイラーとその彼女が海で抱き合うショット。上部に添えられた「愛が、再び押し寄せる。」というキャッチコピーは、“人生には絶え間なく押し寄せる喜びと悲しみがあるが、どんなに深い傷もいつか希望という波が洗い流してくれる”という思いを込めた映画のタイトル『WAVES/ウェイブス』に繋がるメッセージとなっている。

 映画『WAVES/ウェイブス』は4月10日より全国公開。