格差社会への批判を込めた悲喜劇『パラサイト 半地下の家族』で映画賞を総なめにしたポン・ジュノ監督が、イギリスの映画誌「Empire」とのインタビューで、ミュージカル映画に対する興味を語った。

 日本でも大ヒットした『パラサイト 半地下の家族』では、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールに輝き、第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞したジュノ監督。これまで、クライムサスペンスの『殺人の追憶』や、パニックホラー『グエムル ‐漢江の怪物‐』、SFスリラーの『スノーピアサー』など、話題作を世に送り続けてきた。

 ジュノ監督は「Empire」とのインタビューで、「ミュージカル映画を作ってみたい」とコメント。しかし、ミュージカル映画にありがちなスタイルにはならないという。

 「登場人物たちが歌い出すと、“ああ、どうしよう。こんなのダメだ。あまりに陳腐だ”と考えて、あわててやめそうだ」とジュノ監督。「『雨に唄えば』のように、素晴らしいミュージカル作品もあるが、ミュージカルを観ると私はすごく気恥ずかしくなって顔が赤くなってしまう。だから(従来と異なる)異色のミュージカルを作らないとね」と語り、ミュージカル映画を作るにしても新たな表現のスタイルを模索するつもりのようだ。