1月で休刊していた月刊映画誌『映画秘宝』が、発行元を双葉社に替えて4月21日発売の6月号より復刊することが発表された。併せて、女優ののんと映画監督の塚本晋也が出演するサプライズ動画『HIHO RETURNS』がYouTubeにて公開された。

 『映画秘宝』は洋泉社から発行されていたが、1月21日発売の3月号を最後に休刊していた。このほど、新設された合同会社オフィス秘宝が同誌の商標権を取得し、双葉社から復刊することになった。

 岩田和明編集長は復刊について「暗い報道ばかりの世の中に、ささやかな明るいニュースを提供したい。その一心で僕たちは立ち上がりました。『映画秘宝』は、娯楽とフィクションの力こそが人の魂を救うと信じます」とコメントしている。

 公開された動画『HIHO RETURNS』は、岩田編集長が企画・製作・原案を手がけ、同誌と縁の深い入江悠監督、のん、塚本晋也監督が企画の趣旨に賛同して参加し、製作された。

 若い女性(のん)が自転車を飛ばして書店に行き、息せき切って店内に駆け込むが、探しているものが見つからない。レジにいた店主(塚本)に「おじさん、あれ復活したって聞いたんですけど」と聞くと、店主は「あるよ」と言って『映画秘宝』を取り出す。購入した女性がうきうきした様子で自転車で帰っていく姿に、「また、この日常が始まるんだ」という独白が重なるという内容だ。

 のんは「『映画秘宝』が好き過ぎる一途な女の子を演じました。撮影めちゃめちゃ楽しかったです! 塚本晋也監督といきなり共演できたり、入江悠監督の演出を体感できたり『いいもんもらったな!』と感動しました。そして、『映画秘宝』復活おめでとうございます! 立ち上がりが早い!! 私もこのスピード感を見習わなきゃ! と勇気をもらいました!」と話している。

 塚本監督は「休刊からわずか3カ月で復刊は早くて驚きました。もうちょっと先かなと思ったのですが(笑)。今日もとても大掛かりな映画撮影でびっくりしました」とコメント。

 復活動画の監督・脚本・編集を務めた入江監督は「のんさん、塚本晋也監督と初めてご一緒して『映画秘宝』の復刊を祝う動画をこうして監督できたことが、何よりの喜びです。僕は本屋さんで本を買うことが大好きなのですが、近所の本屋さんが最近なくなってしまったので、『HIHO RETURNS』のもうひとつのテーマである『街の小さな本屋さんを応援したい』というコンセプトにもすごく共感しました」と語る。

 『映画秘宝』の復刊とサプライズ動画解禁に伴い、公式Twitter(@eigahiho)、および公式YouTubeのアカウント名も、「HIHO NEWS」から「映画秘宝」に変更された。

 月刊誌『映画秘宝』6月号は、双葉社より4月21日発売。