俳優の大沢たかおが主演し、2009年10月期と2011年4月期に放送されたドラマを再編集した『JIN−仁− レジェンド』の完結編が3日放送され、感動のクライマックスにネット上では「心に打たれる」「何回見ても泣ける」と大きな話題を呼んでいる(以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください)。

 本作は村上もとかによる同名漫画を原作に描かれた医療時代劇。東都大学附属病院の脳外科医だった仁(大沢たかお)が、ひょんなことから幕末の江戸時代にタイムスリップしてしまい、動乱の中人々の命を救う日々が描かれる。

 この日の放送回では、坂本龍馬(内野聖陽)の暗殺、そして「彰義隊」を名乗る旧幕府軍が反旗を翻す機会を伺うなど、クライマックスに向けた熱いシーンが目白押し。そして、本作最大のポイントとも言える「タイムスリップ」の結末が明かされた。

 歴史を変えてしまうかもしれない、という恐怖を抱きながらも友人である龍馬を助けると決意した仁。しかし、必死の救助もむなしく龍馬は「わしゃあちゃんと、先生の生まれてくる国つくれたかのう」と未練を残しながら絶命する。その後幕末の更なる動乱が続く中、仁は元いた未来へ戻れるかもしれない可能性を脳内に響く龍馬の言葉から見出す。

 現代に戻った仁は、冒頭で頭に包帯を巻かれて見つかったかつての患者と同じ姿をしていた。そこで全てを察したのか、彼は胎児型腫瘍のホルマリン標本、救急用パッキン、咲(綾瀬はるか)のためのホスミシンの小瓶をいくつか手にして非常階段へと走り出す。自分の後を追うのは江戸へタイムスリップする前の「南方仁」。2人はもみ合いになり、階段から転落した「南方仁」は姿を消してしまう。

 その後、紆余曲折を経て橘家の子孫から咲の手紙を入手した仁は、彼女の記憶から自分の名前が消え去っていることに気づく。「〇〇先生へ」という書き出しからはじまった手紙は、徐々に記憶から消える仁への思いを必死に書きつづった咲の思いが込められていた。仁はこの先自分もタイムスリップの記憶が消えることを覚悟しながらも、「私もですよ、咲さん。私も、お慕い申しておりました」と涙を流し自らの運命を受け入れるのであった。

 放送後、ツイッターには咲の手紙に涙するファンが続出。手紙の末尾に記された「お慕い申しておりました」という言葉に「なんて綺麗な日本語なんでしょうかね…」「何回聞いても美しい日本語」「何回見ても良いドラマ」などの声が相次いだ。

 また、「おうち時間」を過ごしている人が多いことから「こんな時期だからか…こんなに気持ちが揺らぐとは」「この時期に『仁〜JIN〜』を見ると深い…」「心打たれるものがある」など、現在とどこかリンクする展開に思わず心が揺らいでしまったという意見が殺到している。