女優の松本穂香が主演を務める映画『みをつくし料理帖』より、本ポスタービジュアルが解禁。併せて、主題歌は松任谷由実が書き下ろし、手嶌葵が歌唱する楽曲「散りてなお」であることも発表された。

 高田郁による同名のベストセラー時代小説を実写化する本作は、幾度となく訪れる苦難を乗り越えながら料理に真剣に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と不変の友情を描く。『犬神家の一族』(1976)、『セーラー服と機関銃』(1981)、『時をかける少女』(1983)など数々の大ヒット作を生んだ角川春樹が、生涯最後の監督作としてメガホンをとる。

 今回解禁された本ポスタービジュアルは、劇中の澪(松本)と野江(奈緒)の姿を切り取ってメインに配置し、その下に脇を固める豪華キャスト陣の顔を並べたもの。そのビジュアルで澪が指でかたどっているのは、二人にとって忘れることのない思い出。果たしてこの仕草が、劇中でどんな効果をもたらしているのか。そして、切ない表情を浮かべる二人の、決して交わることのない視線は何を意味しているのか。ヒロインたちの運命の行方が気になる、ドラマティックなビジュアルとなっている。

 さらに今回、本作の主題歌が、松任谷由実が書き下ろし、手嶌葵が歌唱する「散りてなお」であることも発表。心に刻まれた、大切な人や故郷が簡単に消えはしないというメッセージを、手嶌が透明感あふれる声で歌い上げた楽曲となっている。主題歌の編曲並びに劇中音楽は松任谷正隆が担当した。

 主題歌を歌った手嶌は「この映画で角川春樹監督の描いた世界は、優しい気持ちが自然に湧いてくるとても素敵なものでした。そして、そんな世界観に寄り添うようなユーミンさんが作って下さった主題歌。歌わせて頂けて本当に幸せでした。是非映画をご覧頂いて、優しくて、そして美しいこの歌を皆さんにも口ずさんで頂けると嬉しいなぁと思います」とコメント。

 主題歌を書き下ろした松任谷由実は「この作品の主題歌を作ることが出来て、本当に良かった。愛すべき、破茶滅茶な角川春樹さん。常人には測り知れない長い苦悩が、人生の最終章で、こんなにも丁寧なやさしさに昇華されていることに、今は感動しています。私も手嶌葵さんの質感豊かな歌唱を得て、心の奥の故郷や希望は決して消えないと、映画と共に伝えられたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

 主題歌の編曲と劇中音楽を担当した松任谷正隆は、今回のコラボレーションについて「僕は映画音楽が下手だ。たぶん音を資料として頭の中にストックしておけない体質だからだと思う。観たときの感情が勝ってしまって、結果暑苦しい音楽になる、というのが自己分析である。『こんな僕でいいのですか?』と聞いたら『お願いします』と角川さんに言われた。この映画が角川映画の集大成、というのならこれは僕の音楽の集大成だ、と言っておこうかな」と語っている。

 映画『みをつくし料理帖』は10月16日全国公開。