「フルリモートワーク」にCREA WEBが初挑戦!


女性誌サイト「CREA WEB」編集部が、スタッフ全員が自宅で仕事を行う「フルリモートワーク」に挑戦します。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、社員が各々の自宅で仕事を行う「リモートワーク」を導入する企業が増えています。

 老舗出版社・文藝春秋の女性誌サイト「CREA WEB」編集部も、来たる東京オリンピック・パラリンピックや、災害などの緊急事態を想定し、どのようなシチュエーションでも働きやすい環境を作るべく、本格的なリモートワークを実施しました!

 CREA WEB編集部の体験談にうつる前に、世間ではリモートワークという働き方をどのようにとらえているのか、ツイッターで行ったアンケートの結果から見てみましょう。

リモートワークのメリットは?


 リモートワークで感じるメリットの圧倒的1位は「電車通勤をしなくていい」こと。みなさんが普段、いかに満員電車でストレスを感じていたのかが分かります。

反対に、リモートワークのデメリットは?


 反対に、デメリットとしては「太る」への投票数が1位に。自宅勤務だと、出勤がなくなって運動量が減るうえに、ついつい仕事の合間にお菓子を食べてしまったり……。編集部がなんとなく感じていた嫌な予感が、見事的中!(笑)

 その他のデメリットとして、「自宅だとオンオフの切り替えが曖昧になり、ダラダラしてしまう」「一日中誰とも会話をしない日がざらにある。会社の人間関係に悩むのは一番嫌だけど、誰とも話さないのも孤独」といった声が寄せられました。

 次ページより、CREA WEBの体験談とともに、リモートワークに便利なサービスや、自宅で快適に働くコツをご紹介します。

STEP1 留守電機能のある電話機の購入


会社から編集部に支給されていたビジネスフォンには留守電機能がなかったため、留守電機能がある家庭用電話機を購入。こんなところからのスタートなんて、先が遠い……!

 見出しを読んでズッこけたかたも多いかもしれませんが、CREA WEB編集部がまず用意したのは「留守電機能のある電話機」!

 文藝春秋は、数年前まで代表電話に交換手をつけて、そこから担当部署に電話を回していたような会社。今では自動音声ガイダンスに変わりましたが、電話のやり取りを好まれる筆者のかたは多いです。

 ただ、CREA WEBの固定電話にかかってくるのは、おもに営業の電話で、ほぼメールでも済む用件。たまにライターのかたから電話がかかってくることもありますが、リモートワークの場合は、担当者のメールまたは携帯に連絡してもらえばよい話です。

 リモートワークの場合、スタッフが直通電話に出ることはできないので、思い切って留守電にしてみました。今の電話機は、留守電に入ったメッセージを、自分の携帯電話から確認することもできるので、安心です。

STEP2 オンライン会議サービス「Zoom」の導入


オンライン会議サービス「Zoom」の仕様画面。各々が、好きな“旅”の写真を背景画像にすると、どこか往年の人気TV番組「電波少年」を思い出させる雰囲気に。

 その次に、最低限の会議や打ち合わせをリモートでもできるようにするため、オンライン会議サービス「Zoom」を導入しました。

 無料版と有料のビジネス版がありますが、無料版でも40分まで利用可能。主催者以外は面倒なアカウント登録もいらず、多くの企業で普及しているチャットツール「Slack」との相性もよいです。

 実際にビデオ会議を始めると、その時しゃべっている人が画面で大きく表示されるので、思ったよりもコミュニケーションをとりやすくてビックリ! 会議だけでなく「リモート飲み会」に使えるなんて声も。

 ビデオをオンにするときに、自宅が映るのは嫌だな……と思っていましたが、背景を好きな画像に変えられる嬉しい機能付き。さらに、ノーメイクでも顔を美肌に見せてくれる、フィルター機能まで完備。

 ただ、対面に比べると、話すタイミングが掴みづらく、発言が控えめになる印象がありました。

 CREA WEB編集部はまだ慣れていないので、活発にアイデアを出し合うような会議を始めるのは難しそうですが、定例報告のような会議でしたらすぐにできそうです。

STEP3 部屋を整え、いよいよフルリモートワークを実施!


味気ない部屋より、お花で華やかさが添えられていたほうがやる気アップ! あるスタッフはボケの花を窓際に。

 そのほか、自宅で仕事がしやすくなるように、お花を買ったり、インテリアを買い替えたりと、部屋を整えるスタッフが続出。


あるスタッフは、ノートPC2台使いで対応。1台は主にメールとスケジュールのチェック、もう1台で記事編集作業にあたっています。

 こうして環境を整えたのち、スタッフ全員が自宅で作業するフルリモートワークを実施。

 筆者は一人暮らしのため、1Kの家でもくもくと仕事をしていると少々気が滅入ってきましたが、後回しになっていた重めの仕事に集中して取り組むことができてスッキリ。

 仕事がひと段落したあとは、CREA WEBの人気連載「1分で1ポーズヨガ」でリフレッシュ。


自宅だとタイミングを逃してランチを食べそこねる人も。あるスタッフは、家で慌ててサバサンドイッチを。

 その後、前述の「Zoom」を使い、スタッフ全員でリモートワークのメリット、デメリットを共有しました。スタッフから寄せられた感想は以下。

【メリット】
・通勤時間を有効活用できる。(多数)
・急に話しかけられたりしないので、集中して作業ができる。
・腰が痛いときにストレッチをしたり、自分が楽なやり方で仕事ができる。
・花粉を浴びなくてすむ。
・時間指定の荷物を受け取れる。

【デメリット】
・PC環境やデスク、椅子の問題で、会社より作業効率が落ちる。(多数)
・編集部内のコミュニケーションはとれるが、デジタルツールが浸透していない他部署とのコミュニケーションがとりにくい。
・スキャナーやFAXが必要なときに、自宅ではその設備がない。
・家族、パートナーの食事の面倒を見なければならない。
・家から出ず、つい「Uber Eats」を頼んでしまうので太る。


仕事の空き時間を利用して、ホワイトデーのお菓子を焼いた強者スタッフも。撮影:釜谷洋史

 通勤時間を有効活用できるものの、仕事環境は会社のほうが整っているという意見が多数でした。

 CREA WEBでは、スタッフが働きやすい環境を作ることで、より面白い記事を読者のみなさまにお届けできるよう、これからもがんばっていきます!

文・撮影=CREA WEB編集部