CREA5月号「台湾特集」取材班によるロケごはん日記。

 食いしん坊揃いの台湾特集スタッフが舌鼓を打った、本誌未公開の台湾グルメをこっそり教えちゃいます!


◆まじめな旅人Hの場合
Data 2月25日(火) お昼ごはん

 台北市赤峰街の路地裏にあるお店「阿田麺」でランチ。


 ここ赤峰街は、もともとは工場などが多いエリアだったのですが、今急速にリノベーションされたおしゃれ店が増えている、注目の場所。

 この日もブックカフェなどおしゃれなスポットの撮影の合間に、こちらへ。


 半屋台になっていたので、テイクアウトと同じものを購入して、中のイートインスペースでいただきました。

 オーダーしたのは、陽春麵という麺に豚肉と煮卵をトッピングしたもの。


陽春麵40元+痩肉20元+魯蛋10元。スープなしをオーダーすることも可能。

 フェットチーネ状の平打ち麵が、あっさりしたやさし〜いスープに入っていて美味。

 揚げたエシャロットも浮かんでいて、お値段といい、台湾ごはんの魅力を凝縮したような1杯でした。

阿田麺

所在地 台北市大同區赤峰街44巷20號
営業時間 11:00〜16:00
定休日 土・日曜日
アクセス MRT雙連駅から徒歩約3分

Data 2月25日(火) 夜ごはん

 小籠包で有名な、行列のできる人気店「鼎泰豊」。新旗艦店として2020年1月にオープンしたばかりの新生店へ。


ヘチマとえび入り小籠包(5個) 170元。

 320席と巨大、しかも観光客が少ないシーズン、さらに夕方早い時間だった、ということで、近くで取材が終わった直後に「今なら並ばずに入れるかも」と、突撃。

 外には「〇人待ち」と書かれた電光掲示板があって、その時はなんと「0人」! コーディネーターさんは「こんなの見たことない」と写真を撮っていました。

 まずは、鼎泰豊でいちばん好きな「ヘチマとえび入り小籠包」を。

 ヘチマの小籠包は日本ではあんまり出合えませんが、台湾ではわりとポピュラーで、見つけたら必ず頼みます。

 ヘチマがスープと旨みをたっぷりと吸っているところが魅力。鼎泰豊ならではの薄くて繊細な皮だから、ヘチマのエメラルドグリーンが少し透けるのも美しいです。


タロイモ小籠包 95元。

 鼎泰豊に行ったら、デザートまで小籠包がマイルール。

 チョコレートなどもあるのですが、やはり台湾らしいタロイモが個人的に好きです。

 タロイモの紫芋のあんがとてもなめらかで、アツアツ。ナチュラルな優しい甘さで食事を〆ます。

 さくっと食べたのですが、出るときにはもう行列が。さすがです。

鼎泰豊新生店

所在地 台北市中正區信義路二段277號
営業時間 10:00〜20:30、土日祝9:00〜20:30
アクセス MRT東門駅から徒歩約3分

Data 2月29日(土) 夜ごはん

 台湾取材、最後の日の夕食は、カメラマンから辛いものが食べたいというリクエストがあり、忠孝東路の路地にある「四川呉抄手」へ。

 土曜日だったこともあり、家族連れが大きな円卓を囲み、賑わってました。


粉蒸排骨 150元。

 頼んだのは「粉蒸排骨」。おそらく衣付きの揚げた豚スペアリブを蒸し上げたもので、さすが四川料理、かなり辛いです!

 口当たりは滑らかで柔らかいのですが、一拍おいて「カーーーーッ!」となりました。しかし、カメラマンの手前弱音もはけず、私は必死で白いごはんを食べました。


紅油抄手 105元。注文のときに、辛いのがいいか、辛くないのがいいかを聞いてくれます。スープ入りの「湯抄手」もあります。

 続いて、店名にも入っている名物の「抄手」(ワンタン)を。

 スープに浮かんでるわけではなくて、ラー油のようなタレ(紅油)を絡めて食べます。熱いうちに絡めたほうがいいです。

 これまた辛いのですが、中からじゅわっと肉汁が出てくるので、少し緩和されました。
 

 しかしさすがにおいしい〜!


麻婆豆腐 260元。

 文藝春秋の近くにある「赤坂四川飯店」ですでに麻婆豆腐のおいしさに開眼していたのですが、こちらの麻婆豆腐もまたおいしいこと!

 すかっと辛くて、でも決して辛いだけではなく、コクもあって、豆腐の水切り具合までおいしかったです。


杏仁豆腐 60元。

 辛いものにつぐ辛いもので、刺激に翻弄されていたところ、最後に出てきたシンプルな杏仁豆腐のおいしさたるや!

 フルーツもなにもなく、ただ小さめに切られたツルンツルンの杏仁豆腐に大変癒やされました。

 ちなみに辛いものをリクエストしたカメラマンが、杏仁豆腐を食べて「これがいちばんうまい…!」と言ったのを、聞き逃しませんでした。

 ここまでの道のりが、杏仁豆腐を最高においしくしていました。

 とはいえ、辛いものを自分から選ぶことはあまりないのでいい機会になりました。特に辛いもの好きには本当におすすめのお店です。

四川呉抄手

所在地 台北市大安區忠孝東路四段250號3
営業時間 11:30〜14:30、17:30〜22:00
アクセス MRT忠孝敦化駅から徒歩約2分

文・写真=CREA編集部