【文爺の歳時記】浅野日本代表1年ぶり先発で先制点!!W杯呼び込んだ

【文爺の歳時記】浅野日本代表1年ぶり先発で先制点!!W杯呼び込んだ

 久しぶりのジャガーポーズはひときわ輝いて見えた−。

 勝てば6大会連続のW杯出場が決まる大一番、8月31日のオーストラリア戦。ハリルホジッチ代表監督は、浅野拓磨を先発に抜てきした。昨年9月6日の最終予選タイ戦以来1年ぶり。

 この起用に見事こたえた浅野。価値ある先制点を挙げ、ロシアW杯への道を切り開いた。前半も残り少なくなった41分。相手DFの裏に飛び出し、長友の左からのクロスにフリーで左足を合わせた。

 日本はオーストラリアに過去、W杯予選では7試合戦い、1度も勝っていない(5分け2敗)。それだけに何としても先手を取り、優位に試合を進めたかっただけに、緊張を和らげるには、この一発は文句なし、効果満点だった。

 浅野の最大の持ち味はスピード。一説によると、30メートル走は3・67秒で、人類最速と言われるボルトの3・78秒を超える。俊敏性に難があると言われるオーストラリアだけに、飛び出しは実に効果的。まさに“ジャガー”の本領発揮というところである。

 予選最終戦のサウジアラビア戦では、本田に代わって後半から出場、ゴールはなかったが、代表では13試合、4得点となった。

 昨年6月、キリン杯ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でのチャンスにシュートを打たずパスを選択した反省は、一時も忘れていない。それだけに今はゴールへの欲求が以前にも増し強くなった。オーストラリア戦でのゴールは、その証しでもある。

 11月には24歳になる。「われわれの世代が頑張らなければ、日本の成長はない」と言い続けてきた。

 オフを利用して帰国した時の浅野は、サンフレッチェ時代に比べ、サッカーに取り組む姿勢が進化しているようだった。外国でもまれた効果なのだろう。

 今シーズンはドイツ1部でプレー。レベルアップには好材料。来年ロシアの晴れ舞台で日本を背負うジャガーのプレーに期待したい。(早川文司)



 早川 文司(はやかわ・ぶんじ)1937年、広島市中区生まれ。60年に中国新聞社入社。運動部でサッカー、ハンドボール、バレーボール、高校野球など主にアマチュアスポーツを担当。96年に同社を退社し、フリーライターとなる。日本サッカー協会75周年功労者表彰、日本ハンドボール協会60周年で感謝状を受ける。著書に「サンフレッチェ広島・奇跡のイレブン」など。

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