【文爺の歳時記】広島ハンドボール界に光!ジュニア世代が金字塔

【文爺の歳時記】広島ハンドボール界に光!ジュニア世代が金字塔

 この夏、広島ハンドボール界が歴史的な快挙に沸いた。将来の球界を背負って立つ中学生が相次いで偉業を達成し、“元気すぎる”ニュースに包まれた。

 県ハンドボール界はシニアクラスはわが国のトップレベルにあるが、下のカテゴリーはどちらかと言えばレベルが低く、なかでも中高生は強化が叫ばれて久しいのが現状だ。

 こうした声に反発するように、今夏行われた全国大会で、男子が優勝と準優勝の金字塔を打ち立て、関係者を小躍りさせた。

 全国中学生クラブチームカップの頂点に立ったのが、広島メイプルレッズジュニアスポーツクラブ。今年で8回目を迎えた歴史の浅い大会だが、初回から参加して、強豪クラブを相手に力を磨いてきた。

 昨年まで3度の準優勝は経験したが、どうしてもあと一歩、厚い壁が乗り越えられなかった。しかし、今年3月の全国中学生選手権で準優勝したメンバーが、悔しさを胸に力を磨き、今回の朗報につなげた。

 監督を務めるのは河原隆雅さん。高校界でトップボーラーとして東京五輪での活躍も期待される長男・脩斗(埼玉・藤代紫水高)の父でもある。

 現役時代は日本リーグの古豪・湧永製薬の主砲として黄金期を支え、監督としてはチーム初の4冠に導いた。

 春の準優勝後には「勝ったと思っただけに、悔しくて悔しくて…」と歯ぎしりしたが、今回はその雪辱を期して大会に臨み、見事にうっぷんを晴らした。

 もう一つは昨年3月の全国中学生選手権をミラクルの連続で初タイトルをつかみ、今春から元湧永製薬の田中雅道氏も指導陣に加わった甲田中。全国中学校大会で初戦の2回戦から快調に星を重ねて決勝に進出、春夏連覇の期待が膨らんだが、前半の失点が重くのしかかり、夢にあと一歩届かなかった。

 しかし、県勢ほぼ同時期に2大会での決勝進出は初。強化策が実を結んだ効果であり、明るい光が差し込んだ。2020の東京五輪に向け、大きな期待が高まる。

 早川 文司(はやかわ・ぶんじ)1937年、広島市中区生まれ。60年に中国新聞社入社。運動部でサッカー、ハンドボール、バレーボール、高校野球など主にアマチュアスポーツを担当。96年に同社を退社し、フリーライターとなる。日本サッカー協会75周年功労者表彰、日本ハンドボール協会60周年で感謝状を受ける。著書に「サンフレッチェ広島・奇跡のイレブン」など。

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