【HOME吉弘アナ】節目100回大会広島球児たちの夏が始まる

【HOME吉弘アナ】節目100回大会広島球児たちの夏が始まる

 夏が近づいてきた。高校時代、野球部に所属していた私。当時のレギュラーメンバーに聞いてもこの時期は本当に夏の大会の背番号がもらえるか不安だったと聞く。私のようにベンチ入りの当落線上にいる選手はなおさら落ち着かなかった。何とか2年、3年とベンチに入ることができたもののレギュラーではない。劣等感を感じていたのは確かだ。

 入社5年目、多くの高校を取材してきた。中でも昨夏の甲子園準優勝校・広陵の中井哲之監督は控え選手を大切にされている。「正直、ベンチに入っているメンバーを見ても何とも思わない。スタンドから声をからして声援を送る控え選手を見ると本当に頭が下がる思いなんです」

 野球はチームプレーだ。多くの支えがなければ成り立たない。本当はみんなグラウンドでプレーがしたいのだろうが、その思いをグッとこらえて周りのために行動する。今となっては、試合に出られないからと劣等感を抱いていた自分を恥じるばかり。つい大人が忘れてしまいそうな大切なものが高校野球には詰まっていると思う。

 去年9月、東北・福島を旅した。高校野球フリークの私にはどうしても行きたい場所があったからだ。みちのくの玄関口とも言われる「白河関」。奥州三古跡の一つに数えられるこの場所が、高校野球では度々話題に上がる。ご存じの方も多いと思うが、夏の覇者に送られる深紅の大優勝旗は、いまだに「白河関」を越えられていない。つまり東北勢の優勝はないのだ。

 さかのぼると、1915年、第1回大会の決勝戦は京都二中対秋田中。延長十三回の激闘の末、京都二中が栄冠を手にした。秋田中が目の前で優勝を逃してから100年以上、東北勢は頂点に立っていない。

 歴史をひも解くと明らかになるさまざまなドラマ。これも高校野球の醍醐味(だいごみ)の一つではないだろうか。広島県勢は1988年の広島商以来、全国優勝から遠ざかっている。節目の100回大会、広島の球児たちはどのような戦いを見せてくれるのか。胸の高鳴りが大きくなってきた。

 吉弘 翔(よしひろ・しょう)1991年6月5日生まれ、福岡県出身。14年広島ホームテレビ入社。『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(毎週土曜午後1時)を担当。カープ中継、サンフレッチェなどスポーツ取材にも奔走。スポーツに携わりたい一心でアナウンサーを志した。カープの優勝決定戦を実況する日を夢見て日々特訓中!!

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