「安仁屋宗八傳・沖縄の星9」甲子園への第一関門突破(前編)

「安仁屋宗八傳・沖縄の星9」甲子園への第一関門突破(前編)

 【安仁屋宗八傳9】(前編)

 17歳の夏、安仁屋宗八は投げて打って、走っていた。

 1962年7月8日。史上最多24校が参加した「第44回全国高校野球大会沖縄予選」の決勝戦。沖縄高は昨年準決勝で敗れた首里と二次予選への切符をかけて戦った。

 安仁屋の右腕はさえた。初回、内野安打を許したが、二回からはストレートを軸にカーブ、シュートをコントロールよく投げ込み、六回まで3人ずつで片付けた。

 沖縄高は四回に2死から安仁屋が内野安打して、これを足場に1点を先制した。さらに七回には先頭打者としてダメ押しの3点を呼ぶ二塁打を放った。

 八回、2点を失ったが、被安打4、奪三振8、四球0の完投勝利で沖縄高を初優勝に導いた。

 スコアは4対2。まさに投打にわたるヒーローだった。

 上里正光監督がナインの手で歓喜の胴上げをされた。昨年秋、正式に監督に就任、金城賢明前監督は野球部長に専念していた。

 安仁屋の沖縄高は前年の新人大会、この年の春季大会を制し沖縄内では無敵だった。

 だが、この年の春、「第30回九州高校野球大会」に出場し、一回戦で佐伯鶴城に0−4で敗れた。安仁屋はこう振り返る。「あの遠征は遠足気分だった。甲子園なんて考えていなかったし、具体的な目標がなかった」。

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