「安仁屋宗八傳・沖縄の星12」取材も激励も過熱(後編)

 【安仁屋宗八傳12】(後編)

 「ノーモア同士」の対戦となった。先の大戦で広島は原爆の被災地となり、ナインの中にも被災者が多かった。そして、沖縄は日本で唯一の地上戦が行われた地である。

 広陵高は戦前からの名門校であり、6回の出場歴を持つ。

 予選大会のチーム打率・320は30校中3位。長打を11本記録、失策数1は30校中No.1だ。梶野を含め4人の完投能力を持つ投手がいる。奪三振数は28である。

 沖縄高はチーム打率・197、30校中29位。長打4本、失策数7、エース安仁屋が予選を投げ抜き、奪三振数は56だ。

 ちなみに平均身長は広陵高が170センチ強、沖縄高が160センチ前後である。

 沖縄高は安仁屋の右腕が頼りである。

 沖縄でも沖縄高は話題を独占していた。実力で初出場となれば、次の願いは「甲子園初勝利」となる。

 沖縄高VS広陵高は13日の第3試合。

 琉球新報は前日の12日、本社と千歳旅館を国際電話でつなぎ、保護者とナインの“対談”を実現させた。

 安仁屋の母ミツは息子に、「いよいよ明日だね。チバリヨウ」と呼びかけたが、しばらく絶句。やっとの思いで、「沖縄の全部の人がお前に期待している。体に気をつけて投げるんですよ」と声を絞り出した。

 電話口の安仁屋は母を気遣いながら、明るく答えた。「お母さん、心配するな。大丈夫だよ」=敬称略=

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