「伝説のスカウト・木庭教15」金城基泰5位指名(前編)

「伝説のスカウト・木庭教15」金城基泰5位指名(前編)

 【伝説のスカウト・木庭教15】(前編)

 「スカウトするに十分なレベルと判断したら、数多く見ない」

 のちに、木庭教のスカウティング方針のひとつとなるものだ。ひとりの選手を熱心に見る。それも大事なことかも知れないが、木庭は少し違った。

 「数多く見ていくと、粗が気になってくる。しかしアマの選手はプロ入り前の、いわば“素材”。欠点があって当然と考え、長所をいかに伸ばせるかを優先して考えるべき」

 金城基泰を獲得するプロセスも、そんな持論を築く一例だった。

 1969年の夏、大阪・此花商業高2年の金城基泰を見たとき、木庭はもう翌年秋のドラフトでの指名を念頭に置いた。制球力はない。変化球も今ひとつ。チーム自体も打力に欠け、1、2回戦止まりの無名高ということもあってか、他球団が関心を寄せている空気はなかった。ただ球威球速は高校生トップクラス。

 「球威球速は天賦の才。教えて身につくものじゃない」

 3年になっても他球団の動きはない。

 木庭は、ある種の賭けに出た。夏の甲子園予選の敗退後、学校関係者には接触しつつも、本人や親にまったく接触を試みなかったのだ。

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