「伝説のスカウト・木庭教19」スカウト部長就任(前編)

「伝説のスカウト・木庭教19」スカウト部長就任(前編)

 【伝説のスカウト・木庭教19】(前編)

 1974(昭和49)年、木庭教はカープのスカウト部長に就いた。

 部長とはいえスカウトは他に5名ほどの小所帯。自ら東海、中国地方を主に担当しつつ、必要とあれば全国に飛んだ。夏の高校地区予選ともなれば、まさに東奔西走だった。

 昨今のスカウトでも、ある地域で朝8時開始の第1試合を途中まで見て、すぐに移動し、別の地域での第3、第4試合を見るなど当たり前。ただ、木庭はスケールが違った。

 朝一番の飛行機で広島から東京に入り、第2試合あたりでめぼしい投手を見る。ところが、わずか数球見たところで「こりゃダメだ」と判断すると、文字通りベンチが温まらないうちに球場を出て空港に向かうこともあった。

 こう記すとなにやら“カリスマ性”が高まりそうだが、なんのことはない、本当に時間が惜しかっただけなのだった。

 カープのスカウト方針は、木庭が部長となっても変わらなかった。

 優秀な選手、他球団がマークしていない選手を安く獲る。

 とはいえ「安く」とは決して「買い叩(たた)く」と同義語ではない。あくまで「その選手の適正金額」で獲るということだった。


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