カラヤン、大屋政子さん・・・デイリー女性記者第1号が語る取材の日々(前編)

カラヤン、大屋政子さん・・・デイリー女性記者第1号が語る取材の日々(前編)

 今でこそ女性が報道現場で取材することは珍しくないが、当時は男社会そのものだった。1957年にマスコミの門をたたいた猪野美子はデイリースポーツ初の女性記者となった。クラシック音楽界で最も有名な指揮者・カラヤンをはじめ、タレントとして人気だった大屋政子、60年代にヒット曲を連発した歌手・岸洋子ら、数々の取材対象者を女性らしい視点で取材した。

  ◇  ◇

 きのう記者になったばかりの若造が名刺一枚で有名人らと会える。おかげでたくさんの一流人物に会えた。私の場合はYさんというカメラマンとの同行が多く、貴重な写真をそっと彼からもらうことがあった。

 もっとも大事にしてきたのは指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンの傍らに立っている一枚だ。ドイツ語ができないもどかしさが、私の表情を生真面目にしている。カラヤンはすこぶる美丈夫だった。嫌でもモテただろうが、卑しい感じはなく、後年足を引きずって最後の来日公演をしたときも毅然とした動作に感動した。

 名刺で親しくなることも内心ではよしとせず、外勤の毎日を過ごした。入社6年目に娘を産んだときには退社を予想した人たちが少なくなかったようだが、経済的な理由以外に子どもを持つことで広がる交流範囲や問題点への着眼が育つことに奮起して働き続けた。※(中編)に続く



【1950年代】カラヤン

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