「内藤國雄・人生自在流27」神戸組の躍進(前編)

「内藤國雄・人生自在流27」神戸組の躍進(前編)

 【内藤國雄・人生自在流27】(前編)

 「長い長い冬眠のあと、内藤は棋界第一線へ舞い戻ってきた」

 将棋誌にそう書かれたのは昭和57(1982)年のこと。この年の夏、王位戦挑戦者となり、中原誠名人(当時)に勝って第二十三期王位を獲得した。

 続いて秋には王座戦の挑戦者となり、当時の王座・大山康晴十五世名人を破った。大きな反響を呼んだのは大山名人がそれまで九期、王座を防衛、圧倒的な強さを誇っていたからだ。

 将棋誌はさらに、こう付け加えていた。

 「(復活の)理由はいろいろあっても、眠っていた才の目覚め、将棋への愛情以外考えられない」

 その将棋誌には、内藤棋士がカバンを持って電車から降りてくる写真が大きく載せられた。「帰ってきた男」の見出しを付けて…。

 「都合のいい解釈かもしれないが、歌の世界で苦労した4年間がプラスに働いた。対局中、長い無言の戦いを辛いと思ってきたのが、対人関係に気を使わなくてもいい、幸せな世界と考えるようになった」

 その活躍に刺激されるように発奮したのは「神戸組」だ。これは内藤を総帥とした藤内金吾師匠の一門。多くの弟子が育っていて快進撃が始まった。

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