「仰木彬外伝13」若手をビビらせた鬼の姿(前編)

「仰木彬外伝13」若手をビビらせた鬼の姿(前編)

 【仰木彬外伝13】(前編)

 「鬼の顔」と「仏の顔」。仰木はこの両面を巧みに使い分けていた。最近で言うなら、星野仙一がその代表格だろうか。原辰徳氏も同様かもしれない。

 近鉄監督時代、若手捕手として次第に起用されるようになっていた古久保健二は、何度となく“鬼の仰木”に厳しく怒られたという。

 「後ろで試合をやってるのに、僕と光山(英和 ※)の2人がベンチ前に立たされて説教ですわ。前の試合の…ですよ。『何で失点が多いんや?』と、ボロくそ言われるわけです」

 1988年当時、古久保はプロ入り6年目の23歳。1年年上に山下和彦がいて、1年年下が光山だった。この年限りで現役を引退するベテラン捕手・梨田昌孝の後釜として、仰木は3人の若手捕手を厳しく指導した。「怒りやすかったのかも…」という古久保は、今でも当時を思い出して身をすくめる。

 こんな話がある。東京遠征の試合後、外に出て朝4時に宿舎に帰ってきた古久保は、玄関口でばったり仰木と遭遇した。仰木は「ラーメンを食べに出ていくところ」だった。時間も時間だけに、バツが悪かった。後日、原因不明の発熱で登録抹消の憂き目に遭う。その際、仰木にこう言われた。「俺と会ったあとくらい、シャキッとせんか!!」


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