「仰木彬外伝13」若手をビビらせた鬼の姿(後編)

 【仰木彬外伝13】(後編)

 “先発3本柱”の一角だった山崎慎太郎が、西武球場で行われた西武戦に先発し、無残なKOされた後、知人と夜の街に出かけた。夜中の3時に自室に戻ると、仰木のメッセージが入っていた。

 「翌朝、恐る恐る部屋をノックしたら『お前の代わりは何人もおるんや!!(大阪へ)帰れっ!!』と怒鳴られたんですわ」

 “強制帰還”となった山崎だが、次に再び西武戦先発の機会が与えられた。「死んでも勝たないと、と思いましたよ」。仰木の逆鱗(げきりん)に触れた右腕は、勇気を振り絞って投げた。結果は完封勝利だった。

 古久保も山崎も若くて遊び盛りだった。西鉄時代の自分を重ねる仰木は、そんな彼らに厳しく接した。時に鬼と化しつつ、選手の特徴、好不調を見極めて試合に使う。それで活躍すれば次もチャンスを与えるのが仰木流のやり方だった。=敬称略=

 ※上宮高から1983年のドラフト4位で近鉄入団。89年入団の野茂英雄とよくバッテリーを組んだ。97年中日移籍後は、巨人、横浜などを転々とし、2003年に引退。11年から3年間、埼玉西武ライオンズでバッテリーコーチを務めた。


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