「仰木彬外伝22」ミラクルの予感(前編)

「仰木彬外伝22」ミラクルの予感(前編)

 【仰木彬外伝22】(前編)

 1988年9月30日の時点で、残り13試合の首位西武と、2位近鉄の差はわずかに1・5。10月1日からの直接対決2連戦(藤井寺)を控え、仰木はこう話していた。

 「西武は土壇場に強いし、力も上。しかしこの終盤にくるとどんなドラマチックなことが起きるか分からないのが勝負事だ。私も選手時代に何度もそんな経験をしているから」

 9月13日の時点で6差開いていたのが、終盤の8連勝で一気に差を縮めた。仰木は常に「ベストを尽くしていればいつかチャンスは来る!」とハッパをかけ、選手を暗示にかけてきていたという。そして実際、そのチャンスが来た。ミラクルを起こせる予感…。そこに立ちはだかったのが前代未聞の過密日程だった。

 仰木の頭を悩ませたのが、投手陣のやりくり。エースの阿波野秀幸などは、9月20日の南海戦(日生)で完投勝利を挙げた後、月末のロッテ戦(川崎)に登板する予定が雨で流れ、10月1日の西武戦(藤井寺)まで中10日もあいてしまった。敵との相性を考えつつ、適材適所の起用をしてきたが、もはや、そんなことも言っていられなくなった。


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