【四国再発見】江戸時代一夜で作られた通貨・寛永通宝を模した一大芸術

【四国再発見】江戸時代一夜で作られた通貨・寛永通宝を模した一大芸術

 香川県観音寺市の有明浜にある「銭形砂絵」。380年以上前に一夜で作られたという、江戸時代の通貨・寛永通宝を模した砂上の一大芸術。その姿は現在も変わらず人々に親しまれている。「銭形を見た人は長生きできて、お金に困らなくなる」。そんな言い伝えもあるパワースポットを訪れた。



 東西122メートル、南北90メートル。周囲は345メートル。砂絵は1633(寛永10)年、江戸時代前期の大名で丸亀藩主・生駒高俊公を歓迎するため、地元の古老が中心になり一夜で作り上げたという説が語り継がれている。

 全景は琴弾(ことひき)山の展望台から眺めることができる。標高60メートルほどの地点から見下ろすと、きれいな円形だ。しかし、実際は東西に膨らむ楕円(だえん)形。地元の人に聞くと「この地点から見て美しい円になるように作られているのです」と緻密に計算された結果だという。

 年2回、春と秋に「砂ざらえ」と呼ばれる化粧直しを実施。完成から380年以上たった現在も、変わらない姿を保ち続けている。

 終日、砂絵を眺めることができるが、午後2時あたりからが見頃だ。太陽が真上にある時間帯よりも、少し傾くと砂絵に陰影ができて、より立体的に文字が浮かび上がる。

 特に夕暮れ時は絶景だ。砂絵の向こうには、約2キロにわたって白い砂浜が続く有明浜。そして、瀬戸内海に浮かぶ島々が赤く染まる。展望台には「夕日の時刻表」があり、季節によって眺めるのに最適な時間を教えてくれる。日没から午後10時までは夜間ライトアップを実施。緑に光り、昼間とは違うミステリアスな姿を見せてくれる。

 「銭形を見たものは健康で長生きができ、お金に不自由しない」。いつからか、そんな言い伝えが広まり、金運スポット、パワースポットとしても有名になった。また、観音寺市内で高額宝くじ当せん者が出たことで、さらに注目を浴びている。

 一夜にして作り上げたという伝説、なぜ通貨を模した砂絵にしたのか…。そんな考えが頭に浮かぶが、目の前に広がる景色からは、理屈抜きに不思議な力が伝わってくる。



 ★アクセス 銭形砂絵がある琴弾公園は、国の名勝に指定されている景勝地。高松道・さぬき豊中ICから約15分。JR観音寺駅からはバスで約5分。公園に入ると、砂絵の展望台まではドライブウエーがある。急勾配だが、歩いても10〜15分で着く。

関連記事

おすすめ情報

デイリースポーツ 四国スポーツ・エンタメコラムの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

エンタメ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

エンタメ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索