まだまだ在宅の時間も長く、ストレスを感じている方は多いと思います。普段よりも時間があることで、新たに運動を始めた方は、運動前にじゅうぶんなストレッチや準備体操、水分補給をしっかりしましょう。そして運動の動きをしっかり理解した上で行うことが大事です。見よう見まねだと、ケガにつながりますので注意が必要です。

 今回は室内でイスを使ったエクササイズを紹介します。始める前に、イスが滑ったりしないことをしっかり確認してください。

 まず右足の甲をイスに載せます=写真�。イスに載せた右足の前面が、伸びると感じるまで左足を踏み出します。踏み出す歩幅は、写真のように上半身の姿勢がまっすぐにできるぐらいがベスト。これが開始時の姿勢となります。

 この姿勢のまま、重心を左膝が90度になるところまで、下ろしていきます=写真�。膝が90度になるまで重心を下ろしたら、写真�の姿勢へ戻ります。この時、上半身はなるべく垂直のまま、視線はまっすぐ前を向くように気をつけてください。1セット10回をめどに行い、イスに載せる足を代え、交互に行ってください。

 左右10回ずつフォームを崩さずに行うことができれば、セット数を3〜5セットをめどに増やすか、1セットの回数を20回くらいに増やします。いくら回数を増やしても、フォームが崩れてしまうようなら、それは適切な回数とはいえません。まずはフォームをしっかりと意識してください。フォームがしっかりすれば下半身に適度な刺激が入り、バランス能力を高める体幹のメニューにもなります。ぜひ動きを理解しながら、ゆっくりとお試しください。

 高橋 塁(たかはし・るい)1978年1月26日生まれ、42歳。香川県さぬき市出身。高松北高、香川大では野球部で活躍。香川大大学院を卒業後、穴吹リハビリテーションカレッジで理学療法士の資格取得。07〜09年は香川オリーブガイナーズで、10〜15年は横浜DeNAベイスターズで専属トレーナー。現在は徳島大医学部博士課程で研究に励み、高校の部活動などで体のケアやトレーニング指導を行っている。