田園調布で久々の出物 「更地千平方メートル」の売り主の正体

田園調布で久々の出物 「更地千平方メートル」の売り主の正体

 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督や鳩山由紀夫元総理、そして石原慎太郎元東京都知事など錚々たる顔ぶれが住む田園調布。新1万円札の肖像になる、実業家の渋沢栄一が造った日本屈指のこの高級住宅街で目下、千平方メートルを超える土地が売り出されている。

 その土地は、田園調布の住人たちが憩いの場にしている「せせらぎ公園」近くにある。登記簿を見ると、敷地面積は1215平方メートル。地元の不動産業者に聞くと、

「田園調布も、相続税対策で土地が売り出されるケースはあります。が、千平方メートルを超えるのは久々の出物で、ダイエー創業者の中内功さんの土地以来のことかもしれません」

 中内氏は敷地面積約1200平方メートルの自宅を構えていたものの、2005年に相続に絡んで次男が約12億円で売却した。一方、

「こちら、せせらぎ公園近くの土地は4分割されて1区画には保育園がこの4月に開園しました。他の3カ所は今は更地ですが、1戸建てが3軒建築される予定で売り出されています。この10連休も、下見の客がチラホラいましたよ」

 保育園と、3軒の家が建つ予定の土地の売り主は一体誰か。近所の住民によれば、

「あそこは、ウシオ電機創業者の牛尾治朗さんのお屋敷でした。牛尾さんは、田園調布を代表する財界人だったので残念です」

 が、ウシオ電機がダイエーのように経営不振に陥ったとの話は聞こえてこない。

「同居していた牛尾さんの息子さんが都内の別の場所に引っ越した後、しばらくはご夫婦2人で住んでいましたが、5年ほど前に奥様が亡くなった。牛尾さん1人ではあのお屋敷は広すぎて、逆に不便を感じていたのかもしれません。それで2年ほど前に自宅を引き払って、今は都内のマンションに住んでいるそうです」(同)

 会社を立ち上げて、一代で地位も名誉も富も得た牛尾氏。児孫に美田を残さず?

「週刊新潮」2019年5月23日号 掲載


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