「真木よう子」と「沢尻エリカ」 明暗分かれた“お騒がせ女優”主演映画

「真木よう子」と「沢尻エリカ」 明暗分かれた“お騒がせ女優”主演映画

「お騒がせ女優」2人の全面対決である。奇しくも同じ6月22日に封切られた2つの映画で、真木よう子と沢尻エリカが主演を務めているのだ。私生活で抱えている瘤(こぶ)が個々の作品にも投影されているというが、さて観客のジャッジや如何に。

 まずは真木よう子。昨年、メインキャストとして出演したドラマ「セシルのもくろみ」が平均視聴率4・5%と大コケし、SNSでのプッツン発言で評判を落とした。体調不良を理由に予定されていた主演映画も降板し、今年に入ってからは事務所の独立騒動で芸能面を騒がせたことは記憶に新しい。

 それだけに、今回公開された「焼肉ドラゴン」への意気込みは相当なものだったと解説するのは、スポーツ紙の芸能記者である。

「映画は高度成長期に関西で焼肉屋を営む家族の群像劇ですが、舞台挨拶やインタビューで涙ぐむ場面がありましてね。離婚してシングルマザーとして役者業をこなす彼女ですが、事務所をやめてフリーになったことで、本作以降は大きな仕事の予定もない。今後への不安と映画で演じた家族への憧憬が相俟って、胸に去来するものがあったように見えました」

 結果を見れば、公開直後の2日間の「全国週末興行成績」(興行通信社調べ)では7位にランク入り。首位はカンヌでパルムドールに輝いた「万引き家族」で、上位には世界的ヒット作の「デッドプール2」やアニメ作品が並んでいたことを考慮すれば、日本映画としては上々の滑り出しだ。

 明暗が分かれたのは、沢尻エリカ主演の「猫は抱くもの」で、同ランキング10位圏外のスタートと惨敗を喫した。彼女自身、6年ぶりの主演映画とあって、雑誌「AERA」で表紙を飾り、「anan」の猫特集でコラボするなどしたが、メディアジャックも実を結ぶことはなかったのだ。

 肝心の作品は、挫折した元アイドルを演じる独り身の沢尻が、飼い猫に恋をされる――という、自らの私生活を匂わせる内容である。

今年が「厄年」

 振り返れば11年前、主演映画の舞台挨拶で、“別に”と発言しバッシングに遭った沢尻は、大手事務所から契約を解除されて、活動休止の憂き目に遭っている。

「公開前から、彼女は騒動のことをネタにして、“あの頃はアンプロフェッショナルでした”なんて口にしていましたが、矢継ぎ早に質問が飛ぶような囲み取材は一切NG。お高い姿勢は相変わらずですね」(先の記者)

“エリカ様”と呼ばれていた頃の自分と、未だに決別できていないのだろうか。

「沢尻さんは自分のキャラを商品化して、巧みに生きているという印象を観客に抱かせてしまうんです」

 と手厳しいのは、映画評論家の北川れい子氏だ。

「悪態をつくなど、本業以外で話題を提供しても、女優は世間の悪評を超える演技力があれば次のステップに上がれる。沢尻さんはただ可愛く撮られようとしているだけで、大衆を引きつけるような女優にはなっていません」

 真木と沢尻は今年が「厄年」にあたる。先に苦境を脱するのは果たして――。

「週刊新潮」2018年7月12日号 掲載


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