期限付き「SMAP再結成」を呼び掛けた笹川陽平氏 その実現性は?

期限付き「SMAP再結成」を呼び掛けた笹川陽平氏 その実現性は?

 2020年の東京パラリンピックを全面支援する日本財団の笹川陽平会長(80)が、9月20日更新分の個人ブログで、「パラリンピックまでの期限付きでSMAPの再結成を」と提言した。解散前のSMAPがパラリンピックの応援サポーターだったのは知られているとおり。解散後も契約は白紙にはなっておらず、パラリンピックまで残っているのだ。現在はジャニーズ事務所を出た元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)がスペシャルサポーターを務めている。「約束」は果たされるのか。SMAPの再結成はあるのか?

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 9月20日に更新された笹川陽平・日本財団会長の個人ブログにはこう書かれている。

「夢の実現のために怨讐を忘れ、パラリンピックまでの期限付きでSMAPの再結成を願いたいものだ。『嵐』や多くの心ある芸能人もテレビ局も、パラリンピックの成功のために国民と一体となり、小異を捨てて大同団結し、未来志向のオリンピック・パラリンピックが大成功に終わる。それが、私の夢である」(笹川陽平氏の個人ブログより)

 障がい者支援を長年続けてきた笹川氏にとって、パラリンピックの成功は悲願。それには2015年11月に応援サポーターに就任し、その契約がパラリンピックまで残っているSMAPの協力が不可欠と考えている。契約は2016年12月31日のSMAP解散以降、有名無実化したままなのだ。

 笹川氏はこうも書いている。

「私のブログの趣旨は、パラリンピック東京大会を何としても成功させたい、その一点にある」(笹川陽平氏の9月20日更新の個人ブログより)

 笹川氏は、パラリンピックというスポーツの国際的祭典に向け、ジャニーズ事務所と同社を離れた飯島三智さん(61)=CULEN代表=も小異を捨てるべきだと考えている。そうすればSMAP再結成に大きなハードルはない。

 SMAPが解散する前、各地で練習に励む選手たちは「SMAPと会える」と目を輝かせていたという。現在は飯島さんの下にいる元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人がパラリンピックのスペシャルサポーターとなり、選手の応援役や大会のPR役を果たしているが、笹川氏は「約束」どおりにSMAP全員が応援サポーターを務めたほうがいいと考えている。確かに、そのほうがパラリンピックの応援熱は高まるに違いない。

 笹川氏が個人プログ上でSMAP絡みの提言をするのは、これが初めてではない。稲垣、草なぎ、香取の3人は、2017年にジャニーズ事務所を離れた途端、露骨なまでにテレビ番組からパージされた。これについて、公正取引委員会が今年7月13日までに「ジャニーズ事務所がテレビ各局に圧力をかけていた疑いがある」として、同社に注意を与えると、その直後の7月23日、笹川氏は個人ブログにこう書いた。

「ジャニーズ事務所の〝圧力〟もさることながら、テレビ局の姿勢にはあきれてしまう。日ごろ『報道の自由』を金科玉条にしているはずの各テレビ局が、国家的イベントである東京パラリンピック大会の成功よりも、多くのタレントを擁するジャニーズ事務所の意向を忖度したとしか思えない」(同・笹川氏の7月23日更新分の個人プログより)

 この提言が功を奏したのか、香取は今年8月28日放送の日本テレビ『スッキリ』に国際パラリンピック委員会特別親善大使として生出演。パラスポーツの魅力を語った。ファンたちはSNS上で快哉を叫んだ。だが、いまだテレビ番組で稲垣、草なぎ、香取の3人を見ることは、ほとんどない。

 もっとも、テレビ番組を除くと、稲垣、草なぎ、香取の活動は順調だ。舞台や映画に登場している。9月15日には千葉・袖ケ浦海浜公園で行われた野外フェスティバル「氣志團万博2019」の最終日に3人そろって参加。今年7月に逝去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)の追悼として、少年隊の「仮面舞踏会」やSMAPの「オレンジ」などをメドレーで歌った。

紅白で再結成!?

 一方、ジャニーズ事務所残留組の中居正広(47)は『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日)などレギュラー番組5本を抱える。木村拓哉(46)も10月20日から『日曜劇場/グランメゾン東京」(TBS)に主演。やはり順調だ。

 解散したグループが再結成するのなら、落ちぶれた元メンバーがいないほうがいい。全員そろったとき、本人が劣等感を抱いてしまう。見劣りしてしまう。その点、SMAPはまったく問題がない。

 となると、気になるのは「SMAP再結成」の可能性だが、ベテラン芸能ジャーナリスト・渡邉裕二氏は「ある」と読む。それも年内に再結成すると見ている。

「再結成の場は大晦日のNHK『紅白歌合戦』。サプライズで登場し、ジャニーさんを追悼する。さらにパラリンピックへの応援を視聴者に呼び掛けると見ています。紅白は今年70回目で、記念すべき番組となる。それに相応しいスペシャルゲストはSMAPをおいてほかにいないでしょう」(芸能ジャーナリスト・渡邉裕二氏)

 年が明けたら、五輪とパラリンピック一色になる。同・渡邉氏は「その幕開けをSMAPが紅白内で告げる」と読む。その場にはNHKの「東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」の「嵐」も加わると見ている。

 また、ジャニーさんの追悼を行うにあたり、一番適しているのもSMAPに違いない。ジャニーさんにとって一番の「傑作」とも言われているのだから。再結成したSMAPがジャニーさんを悼む場面には、「ほかのジャニーズ事務所勢が合流する」(同・渡邉氏)という具合だ。

「70回目の紅白の目玉がほしいNHKが、SMAP再結成に向けて動かないはずがない。ジャニーさんの追悼コーナーは間違いなくあるでしょうが、そのメーンに最適なのはSMAPにほかなりません。ジャニーズ側も飯島さん側もジャニーさんの追悼のためなら、協力し合うはず。ジャニーさんを愛する気持ちはみんな同じですから」(同・渡邉氏)

 一時的にせよ、SMAPは再結成したほうが、みんなの利益になると見る向きも少なくない。

「公取委から注意を受けたり、関ジャニ∞の錦戸亮(34)が退社したり、このところマイナスのイメージが強かったジャニーズ事務所が、SMAPの再結成を許し、寛容なところを見せれば、イメージ回復につながる。少なくともマイナスにはならない。稲垣、草なぎ、香取の3人は、再結成が好機になって、テレビに出やすくなるはず。もちろんファンも喜び、パラリンピックの応援熱も高まる。こんなにいい話はない」(芸能プロダクション社員)

 SMAP再結成の、機は熟しつつあるようだ。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
ライター、エディター。1990年、スポーツニッポン新聞社入社。芸能面などを取材・執筆(放送担当)。2010年退社。週刊誌契約記者を経て、2016年、毎日新聞出版社入社。「サンデー毎日」記者、編集次長を歴任し、2019年4月に退社し独立。

週刊新潮WEB取材班編集

「週刊新潮」2019年9月21日 掲載


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