大河ドラマだけでなく紅白歌合戦までもが、歴代最低視聴率を更新した。第2部の視聴率が37・3%と、2部制になった1989年以降で最低だったのだ。

「大ヒット曲もなく、話題になる大物アーティストの参加もなかった。それをカバーしようと企画を乱立して、本来の歌合戦としての姿を見失っていました。予想通りの結果でしょう」(NHK関係者)

 その中で、唯一の救いだったのが紅組司会者の綾瀬はるか(34)だという。

「紅白のトークは細かい部分もすべて台本通りに進むのですが、予定調和を崩す綾瀬の天然ぶりが一番ニュースになりましたからね。制作スタッフや出演者からも、ピリついた緊張感が和むと、“綾瀬頼み”の声が目立っていました」(同)

 リハでも綾瀬効果で笑いが絶えなかったようで、

「内村と櫻井とのコントシーンでは、福山雅治の『家族になろうよ』をモノマネしながら全力で歌い上げていました。表情まで福山に似せて歌い方の癖も完コピ。完成度の高さにNHKスタッフも報道陣も大爆笑でした。本番では違うネタを披露していましたが、リハの方がクオリティが高かったですね」(スポーツ紙記者)

 リハに自信作を持ってくるのも綾瀬流か。そんな彼女にも実は不安があったと芸能事務所関係者は言う。

「周囲に漏らしていた不安は、実は司会回しではなくて“足元事情”でした。年末に靴擦れを起こしたんだとか。囲み取材の時に履いていたハイヒールも、取材が終わるとすぐに関係者通路の物陰に隠れてスタイリストの肩を借りながら脱いでいた。楽屋までの短い距離も我慢できなかったのでしょう。本番では6パターンの衣装を着て、ハイヒールも履きましたが、痛そうな素振りは見せずに天然司会を全うしていました」

 綾瀬サン、痛みに耐えてよく頑張った。

「週刊新潮」2020年1月16日号 掲載