金の切れ目が縁の切れ目……とは言うものの、金がない男に興味がないから離婚した、と公然と言い放ったのが、タレント(?)の加藤紗里(29)だ。昨年9月に7歳年上の不動産会社経営の男性と結婚した彼女だが、今年になって離婚を発表した。これについてネットでは賛否両論が渦巻いているのだが、いい悪いはともかく、自称3カ月で離婚は、やっぱり早い。だが、さすが芸能界、上には上がいるもので――。

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 まずは公表されている範囲内での、スピード離婚した芸能人ベスト10(暫定)は以下の通りである。暫定としているのは、加藤のように、昨年9月25日に入籍したことは明かしているものの、離婚時期については明らかになっていないケースがあるためだ。その場合、「約3カ月」というような表記をした。

 ともあれ断トツの1位は、遠野なぎこ(40)をおいていない。なにせ2位も彼女である。芸能記者は言う。

「彼女の記録は、今後もなかなか破られることはないでしょう。55日というのは、2度目の離婚で、バー経営者と交際2カ月の電撃婚でした。加藤もそうですが、短期間の交際から電撃婚してスピード離婚というパターンはやはり多いですね。もっとも、遠野は現在も別れた夫との交際は続いているそうですから、離婚したとはいえ上手くいってくれることを願うばかりです」

 結婚は勢い、とは言うものの、やはり少しは考えてからのほうが良さそうだ。遠野の最初の結婚は72日だった。

「離婚は09年。お相手は飲食系企業に勤める会社員で、やはり交際から半年という電撃婚でしたが、その交際期間よりも短い72日で離婚したことで話題となりました。同時にこのとき、それまでの芸能界最短記録であった、俳優の小倉一郎さん(68)の“73日”を35年ぶりに更新したことも話題となりました」(同・芸能記者)

 小心者をやらせたら右に出る人はいない、と言われた小倉が、女優の海野まさみ(64)と結婚したのは73年のこと。

「記録的なスピード離婚でした。小倉さんはその後、モデルクラブのマネジャーの女性と再婚し、4人の子宝にも恵まれて23年間連れ添ったものの、妻が地方議会議員に出馬して当選したことなどから99年に離婚。06年に元アイドル歌手の谷ちえ子さん(60)と再々婚するも、15年に3年間の別居生活後、離婚。17年に38年の時を経て初恋の相手であった女性と4度目の結婚をしています」(同・芸能記者)

芸能界スピード離婚第1号

 小倉が最初の離婚をしたとき、それまでの“タイトルホルダー”が星由里子(1943〜2018)だった。

「69年に星さんは実業家の横井邦彦氏(1943〜2008)と結婚します。財界では“乗っ取り王”といわれ、のちにホテルニュージャパン火災(82年)で実刑判決を受けた横井英樹氏(1913〜1998)の長男です。星さんたちはこのニュージャパンで、当時1億円と言われた式を挙げましたが、結局3月持たずに別れたわけです。星さんはその後、『細うで繁盛記』などで知られる脚本家の花登筐(1928〜1983)と今で言う略奪婚。花登氏と死別した彼女は、会社役員と3度目の結婚をして、18年に鬼籍に入っています」(同・芸能記者)

 電撃婚→スピード離婚は、その後も再婚、再々婚となるパターンが多いのだろうか。

「いえ、スピード離婚後も独身を貫いたのが、60年代から80年代にかけてテレビ界を席巻し、“日本のお母さん”として親しまれた池内淳子さん(1933〜2010)です。彼女こそ、芸能界スピード離婚第1号と呼ばれてきました。お相手は、ジャズ歌手や声優なども務めた柳澤愼一さん(87)で、米コメディドラマ『奥さまは魔女』のダーリンの声と言えば、わかる人もいるでしょう。それまで新東宝の看板女優として活躍していた池内さんですが、ラジオドラマで共演した柳沢さんと交際に発展し、芸能界引退まで発表して57年11月に結婚しました。離婚後はテレビ界で女優復帰し、以後、大活躍を続けることになりました。わずか87日で別れたと長年言われていますが、1月に別居して離婚宣言したことが根拠となっているようです。しかし、正式には5月に協議離婚しているので、戸籍上は半年ほどは結婚していたようですね。その間に散々ゴシップが報じられたことも、その後、彼女が結婚しなかった理由の1つかもしれません」(同・芸能記者)

 そして、冒頭の加藤と同率6位に並ぶのが、“魔性の女”葉月里緒奈(44)と、れいわ新選組代表の山本太郎(45)である。

「いずれも約3カ月の結婚期間ですが、葉月さんは2カ月とも、2カ月半とも言われています。はっきりしているのは、ハワイの寿司職人と電撃婚したのが01年10月17日で翌年1月上旬に離婚届けを提出と報じられているので、2カ月ということはないでしょう。彼女もその後、再婚、再々婚と続いていますね。山本太郎は、初当選する前年12年5月に当時20歳の女性と結婚したものの3カ月で離婚していたことを当選後に発表。その後、参院選の開票日に別の女性が彼の子供を出産したことが明らかとなり、1年生議員ながら“隠し子”で話題になりました。その後、子供を作った女性と籍を入れたとも、子供の話題も聞きませんが、どうしているのでしょうか」(同・芸能記者)

セレブ婚とママゴト婚

 続いて9位が、上原謙(1909〜1991)の娘で、加山雄三(82)とは異母兄弟にあたる仁美凌(39)と、若山富三郎の息子・騎一郎(55)との約5カ月の結婚だ。

「大物二世カップルとして話題を呼んだ二人ですが、約5カ月で離婚し、その後、よりを戻して再婚したものの、二人揃って覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕されました。どちらも懲役1年6か月、執行猶予3年の判決が下ったのちに、再び離婚しています。ちなみに、同じ頃に交際が報じられていた、多岐川裕美(68)の娘・華子(31)と松方弘樹(1942〜2017)の息子・仁科克基(37)のスピード離婚と、ごちゃ混ぜになっている方も少なくないでしょう。こちらは1年9カ月で離婚しました」(同・芸能記者)

 そして10位となるのが、“セレブ婚”と言われた杉田かおる(55)。

「杉田さんは05年、日産コンツェルン創始者の孫にあたる鮎川純太氏(59)と結婚し、セレブ婚と話題になりました。子役から女優を経て、すでに毒舌キャラとなっていた杉田さんは、離婚騒動に最中に、バラエティ番組で夫との結婚生活などを暴露したことで、鮎川氏からBPO(放送倫理・番組向上機構)に訴えられたりもしていました」(同・芸能記者)

“ママゴト婚”と揶揄された吉川ひなの(40)とIZAM(47)も同率10位に。

「99年、現在の“にこるん”のような人気モデルで、まだ19歳の吉川と、ビジュアル系バンドSHAZNAのボーカルだったIZAM(当時26)が結婚。しかし、吉川は年も若く、言動がお子ちゃま丸出しだったので、“ママゴト婚”と呼ばれました。誰もが大丈夫なのかと思ったものでしたが、ハネムーンのアメリカから帰国した際には、早くも上手くいっていないように見え、予定していた披露宴も中止に。離婚が発表されたときには《報道陣をア然とさせたほどホットな新婚カップルは、ラブラブが冷めるのも早かった》などと報じられていました」(同・芸能記者)

 その後、11年に会社経営者男性と再婚した吉川は、ハワイに移住して二人の子宝にも恵まれ、幸せな家庭を築いているようだ。

 一方のIZAMは、06年に女優の吉岡美穂(36)と再婚して子供は3人。一時は夫婦揃ってバラエティに出演し、恐妻家としてのキャラを確立した……。

「加藤紗里もいろいろ言われてはいるようですが、結婚も離婚も二人の意思ですからね。真相は二人にしかわかりません。まあ芸能人ですから、プライベートも切り売りできるうちは売っていけばいいんですよ。『入籍後1週間で別居した』とも言っていますが、それだって芸能界ではまだまだ……。米倉涼子さん(44)は離婚までに2年かかっていますが、入籍の翌日には別居していたそうですから」(同・芸能記者)

 性悪女を演じているようだが、可愛いもんである。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月17日 掲載