1月23日、日本テレビ系列で放送されている「秘密のケンミンSHOW」のMCを務めてきたみのもんた(75)が、勇退することが発表された。「後進に道を譲りたい」との意向があったというが、そこには一筋縄ではいかない“秘密”があるという。

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《さあ、お待たせしました、カミングアウトのお時間です! エブリケンミン! カミングアウト!!》

「カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW」の始まり告げる、みのの決め台詞だ。番組が始まって13年目に入る長寿番組だが、4月からは新MCに爆笑問題の田中裕二(55)を起用してリニューアルされるというのだ。みのは勇退するわけを、「週刊新潮」(2月6日号)でこう語っている。

「潮時だと思ったんですよ。僕、もうすぐ数えで77の喜寿だから、いい区切りと思ってね」

 番組中、うつらうつらして寝ているんじゃないか?と思わせていたこともあったが、年齢のせいだったか。あくまで、番組は好調であったことを強調した。

「(ケンミンSHOWも)高視聴率を13年間キープできて、つくづく恵まれていると思うし、その誇りもある。だからなおさら、数字低迷で番組打ち切りになって“みのさん、いなくなった”と言われるんじゃなくてね。数字がいいのに“どうしていなくなったの”と言われたほうがいいもん」

 だが、関係者は声をひそめて言うのである。

「実は、『ケンミンSHOW』の視聴率がよかったのは昔のこと。この数年はそれほどいいわけではなかった。スペシャル番組の時は、たまに高視聴率を上げることはありますけど、通常は1桁が多いんですよ」

 ならば、なぜ今頃になって、みのが番組を卒業することになったのか。さあ、カミングアウト!

「日テレとしては、ずいぶん前から番組そのものを変えたかったんです。みのさんの卒業とかではなく、賞味期限の切れた『ケンミンSHOW』を終えて、新番組にしたかった。木曜21時というゴールデン帯(19時〜22時)に、1桁しか取れない番組が存在してはまずい」(同・関係者)

イケメンの若手MCが爆笑田中?

 低視聴率なら打ち切るのは、どのテレビ局でもやっていること。天下の日テレならば、朝飯前ではないのだろうか。

「日テレ系列で放送されていますが、『ケンミンSHOW』は読売テレビの制作なんです。ですから日テレとしては『「ケンミンSHOW」は終了したほうがいい。別企画の番組を立ち上げてください』と何度も言ってきた。それでも読売テレビは、日テレの申し出を、何年にもわたってかわしたり、断ったりを続けてきたんです」(同・関係者)

 それがなぜ今?

「我慢の限界です。昨年はかろうじて日テレが視聴率の年間三冠王をキープしましたが、すぐ後ろにはテレ朝が追い上げてきています。なにより昨年は春頃からテレ朝が勢いをつけ始めた。ついに10月のプライム帯(19時〜23時)では、平均11・6%で全局トップになり、12月の月間視聴率では三冠も獲った。年が明けてもその勢いは衰えず、正月の三箇日もゴールデンとプライムの二冠と、他局を圧倒していた。日テレとしても、『ケンミンSHOW』が全体の足を引っ張りかねないと、番組終了を突きつけたのが昨年秋……」(同・関係者)

 ついに! それで読売テレビは?

「それでも番組終了だけは受け入れず、昨年末に代替案を提案してきたんです。それが、番組の顔であるMCを交代させてリニューアルする、ということでした。若手のイケメンをMCにして新装開店するから、『ケンミンSHOW』は続けさせてほしい、とプレゼンしてきたんです」(同・関係者)

 それが爆笑の田中?

「確かに、みのさんよりは若いけれど、イケメンでもなければ、若手でもないのですから、納得いきませんよね。日テレも困惑しているようです。そもそも読売テレビが、『ケンミンSHOW』の新MCの候補に挙げていたのは、ウエンツ瑛士(34)だったんですから」(同・関係者)

 ウエンツといえば、一昨年9月の「火曜サプライズ」(日テレ)で、英ロンドンに留学するため日本での芸能活動を休止すると発表したはずだ。

「彼は“活動休止は1年半”という期限を設けていました。1年半後となる今年春に、日本での芸能活動を再開する予定です。なにより彼は、読売テレビの音楽特番『ベストヒット歌謡祭』のMCを務めるなど、繋がりもあったし、数字も持っていますからね。日テレもそこに期待したわけです」(同・関係者)

 だが、結果的にはそうならなかった。

「4月からは『秘密のケンミンSHOW 極(きわみ)』として、爆笑田中と久本雅美(61)のコンビで放送することになりました。実は、日テレでは今年10月の改編対象リストの中に、この番組が引き続き掲載されていると言われています。今は爆笑田中の話術で、高視聴率が取れることを願うばかりです」(同・関係者)

 どうなることやら。

週刊新潮WEB取材班

2020年2月13日 掲載