愛人鉢合わせ事件、DV、公費流用… 呆れた「京都府議」に費やされる税金

愛人鉢合わせ事件、DV、公費流用… 呆れた「京都府議」に費やされる税金

 有権者の負託に応えるべき議員もまた、ひとりの人間である。時に至らぬ点もあろうが、とりわけ昨今は地方議員の劣化が叫ばれて久しい。中でも今回ご紹介する京都府議は、まさしく規格外。何しろ不倫相手の鉢合わせにDV、公費流用と、三拍子揃った“逸材”なのだ。

 ***

「彼との交際中には、何度も警察沙汰になりました。議員としての資質など全くない人です」

 そう憤るのは、京都府在住の40代女性・山内凛子さん(仮名)。昨年9月まで、2年半にわたり日本維新の会所属の谷川俊規(しゅんき)府議(57)の事務所で働きながら、不倫関係にもあった女性である。

 谷川府議は2015年4月に初当選した1期生で、山内さんと知り合ったのは、

「その年の初め、府内のイベントの会場で知り合い、『選挙を手伝ってほしい』と言われたのです。妻子とは別居していて、夫婦関係は破たんしていると聞いていました」

 選挙戦さなかの慌ただしい時期を過ごすうち、深い仲になっていったという。

「『妻は“離婚する”と言っているから、家族になろう』と言われ、私も子どもが欲しかったので……。投開票日の20日ほど前、彼の住むマンションで初めて関係を持ちました」

 2人はこの日から同居を始めるのだが、実はその初日、先々を暗示するような“凶事”に見舞われていた。

「突然、ドアを激しく叩く音が聞こえて、谷川さんの仕事を手伝っていた女性が、怒鳴り込んできました。『今日はエッチする日だったんと違うんか』などとわめき、罵声を浴びせられました。私も彼女と面識がありましたが、すでに関係が8年も続いているとは知りませんでした。それでも谷川さんが『(時期は)ダブってないから』『彼女とは関係を切る』と言ってくれたので、そのまま交際を続けてきたのです」

 が、当選して以降、山内さんは徐々に府議の本性を思い知らされたという。

「自分の意見に異論をはさまれると、途端に激昂するのです。机をバンバン叩いて携帯を投げつけてくる。腕や頭を掴まれ、内出血したことも何度かありました。一昨年4月には、口論の末に髪の毛を掴まれて窓に押し付けられました。『やめて』と言うと『わざと大きい声出しているんだろう』と肩を持って投げ飛ばされ、ドアにぶつかって扉が壊れてしまったのですが、彼は『修理代が高くつく!』と怒鳴るだけでした」

 こうした振る舞いとともに、山内さんが目の当たりにしたのは、谷川府議の実にずさんな公金処理であった。

視察の最終日に…

 京都府議の報酬は月額96万円、さらに期末手当として年2回、計452万円余りが支給される。これとは別に、日本維新の会の場合は自治体からの政務活動費が月額40万円(個人分)支給されている。つまりは年間2千万円以上が手元に渡る計算になるのだが、むろん原資は税金。わけても政務活動費は、議員の調査研究などの活動に資するための経費であるはずが、各地で不適切な使途が発覚しているのはご存知の通り。

 山内さんが続けて、

「人手が足りないので、事務所の雑用から経理まで何でもこなしました。政務活動費は年度ごとに収支をまとめ、領収書を添付して4月末までに府議会議長に提出します。谷川さんの場合、例えば近所の大型ショッピングモールの駐車場を長時間利用した日が何度かあります。それらの領収書には『お買物割引』『店舗割引』などと記載されており、それぞれ600円、900円の割引がなされていました」

 ちなみに店舗割引とは、併設されている映画館かフィットネスを利用すれば、駐車料金3時間(900円)が無料となる仕組み。こうした領収書を谷川府議は100%「政務活動費」として提出しており、また、

「本来、選挙活動に使ってはならないお金なのですが、彼は16年7月に行なわれた参院選の応援で、2回兵庫選挙区に応援に入っている。その模様は自分のフェイスブックでも公開しているのに、その時の往復の交通費も、視察の名目で『調査研究費』として計上していました」

 さらには、驚くべき“未遂事件”があったという。

「初当選した15年の11月には、所属する建設交通委員会で管外調査(県外への視察)が行なわれました。岐阜や東京などを回る2泊3日の行程だったのですが、彼は私には3泊4日と偽り、最終日に一人で福井へ行こうとしていたのです」

 何と、別の女性と現地で密会する予定だったというのだ。

「彼の留守中に私が、女性のことを書き込んだ『つぼみ→福井49 11/14』というメモを見つけて分かったのです。この時はさすがに、すぐに帰ってこいと電話で怒りました。結局、彼は福井まで行ってとんぼ返りしたのですが、事前にホテルへ別送していた荷物が戻ってきたので開けてみると、性行為で使う道具が出てきた。私がもし気付かず、福井での宿泊費や帰りの交通費の領収書を渡されていれば、政務活動費として計上するところでした」

 前述したDVは止まず、山内さんは16年暮れ、警察を訪れたという。

「路上で言い合いになり、彼が手を伸ばしてきたので振り払ったら首を掴まれました。咽喉の違和感や吐き気を覚え、病院とともに警察署に相談に行きました。この時は、彼も事情を聴かれています」

 府議自ら110番通報に及ぶことも、度々あった。

「口論になると、途中で泣き声で電話するのです。『総務・警察常任委員会』に所属していた時期もあるのに、自ら警察のご厄介になるなんて……。そんなことが絶えず、昨年9月に退職せざるを得なくなったのです」

 その後、前述の怒鳴り込んできた“古い女性”が事務所に戻って働いていたという。府議と同じく既婚者であるこの女性に聞くと、

「谷川さんとは、そういう関係は一切ありません」

 と言うばかり。一方、山内さんは3月に「適応障害」と診断され、谷川府議の行状を告発する文書を関係先に送付。日本維新の会京都支部代表の森夏枝衆院議員によれば、

「プライベートな問題とはいえ公人ですから、5月中旬には谷川府議と面会して『しっかりしてください』と注意いたしました」

 が、当の府議に聞くと、

「彼女を投げ飛ばしたことなどありません。DVを受けたのは私の方です」

 などと仰るのだ。

「昨年7月には突然殴られ、顔面打撲で加療1週間と診断されました。真相をはっきりさせるため、5月21日に被害届を出したのです」

 これに山内さんは、真っ向から反論する。

「私が今まで受けてきた暴力についても、近々警察に届けるつもりです」

 議場外での“ご活躍”など、納税者は誰ひとり負託した覚えはないのだが――。

「週刊新潮」2018年6月7日号 掲載


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