サッカー日本代表にB型はいない!? 血液型と性格の関連性を探る

サッカー日本代表にB型はいない!? 血液型と性格の関連性を探る

血液型の統計分析で浮かぶ「意外な事実」

「血液型と性格の関連」は、日本では昔から非常に人気のある分野である。書店に行けばその手の本があふれているし、ネットでも常に話題となるテーマである。が、「良識的な大人」は血液型の話になると眉をひそめる人も多いのではないだろうか?

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 血液型による性格診断は、「当たっている」と実感する人も多く、人間関係においての指標の1つとしている人もかなりの数に上る。

 その一方で、精神医学者や心理学者などの心の専門家は、「血液型と性格に関連性はない」と言い続けているので、「良識的な大人」は「血液型の話は非科学的だ」と決めつけている場合が多いようである。

 実は、「血液型と性格の関連性はない」のではなく、「わかっていない」だけなのだ。

 そもそも人の性格が何によって決まるかは、まだ科学的にはほとんど解明されていない。遺伝子や生育環境が関係しているのではないか、とされているが、それも科学的に明確な因果関係がわかっているわけではない。

 しかも「血液型と性格の関連性」というのは、これまできちんとした統計分析などは行われていないのである。そして血液型について統計分析をすると、意外な事実が浮かび上がっているのだ。

 たとえば、「サッカーの日本代表の出場試合歴代20位の中に、B型が1人も入っていない」と言われれば、あなたはどう思うだろうか?

本当の日本のトップ選手にB型は?

 これはれっきとした事実である。プロのサッカー選手の多くは血液型を公表しているので、これは誰でも確認調査をすることができる。(【表1】参照)

 B型は日本人の約20%を占めており、普通に考えれば、20位のうちに4人程度はいないとおかしい。自然な状態で日本人を20人集めた場合、その中にB型が1人もいない可能性というのは、約1.15%しかないのだ。

 またJ1の歴代得点数の上位20位の中にも、B型は1人も入っていない。J1の得点ランキングと日本代表歴代出場ランキングの顔触れはかなり違うが、その両方ともに、B型は20位までにいないのである。(【表2】)

 ある日本代表の試合にたまたまB型がいなかったというのであれば、「単なる偶然」という見方もできるかもしれない。しかし、歴代出場回数というのは、長年の記録の蓄積であり、いわば「本当の日本のトップ選手」をあぶりだすデータだといえる(ちなみに今回の日本代表にはB型は3人選出されている/※編集部註:宇佐美貴史、柴崎岳、中村航輔)。

 しかも、得点ランキングにも同様の結果が出ているのだ。これはやはりサッカーの特性と血液型に何か関連性があると言わざるを得ないだろう。

野球はHRと安打ランキングでA型皆無

 こういう奇跡的な現象は、1つ、2つの話ではない。様々な分野で、こういう奇跡的な現象が起きているのだ。

 たとえば、プロ野球のホームラン数の歴代10位と、安打数の歴代10位の中に、A型は1人も入っていない。(【表3】)ホームラン歴代10位と安打数歴代10位にはかぶっている選手もいるので、それを除けば全部で14人である。

 この14人の中に、A型は1人もいないのだ。A型は日本人にもっとも多い血液型であり、人口の約4割を占めている。だから、14人のうちに、6人くらいはA型がいないとおかしいのだ。

 自然な状態で日本人を14人集めた場合、その中にA型が1人もいない可能性は、なんと0.07%なのである。これも奇跡的な現象だといえる。

 またゴルフの歴代優勝回数の5位までのうちに、B型はなんと4人も入っている。(【表4】)これも確率にすれば、約0.128%なのである。

 そして、世界最大のゴルフツアーとされる「PGA」での日本人優勝経験者は5人いるが、そのうち4人はB型である。

 歴代優勝回数5位と、PGAの優勝経験者は1人しかかぶっていない。つまり、顔ぶれはほとんど違うにもかかわらず、プロ・ゴルフという分野においては、国内で活躍している人も海外で活躍している人も、トップ選手はB型の占有率が非常に高いのである。

 このデータは、巷で言われているB型の特徴を見事に表しているといえる。「B型はマイペースで個人主義」と言われることが多い。

 サッカーは究極のチームプレー競技であり、ゴルフは究極の個人プレー競技だといえるが、サッカーのトップ選手にB型が異常に少なく、ゴルフのトップ選手にB型が異常に多いということは、まさに「B型の特徴そのまんま」ということである。

血液型と体質の違いはすでに証明されている

 これが、地域の草野球や草サッカー、素人のゴルフでの成績ならば、あり得ないこともないだろう。

 しかし、日本人がもっとも注目する人気プロ・スポーツの、もっとも注目される成績において、このような異常値が出ているのだ。

 統計的に見る限り、「スポーツ選手の成績と血液型は何の関連性もない」とは絶対に言えないのである。

 実は「血液型と性格の関連性」はまだ証明されていないが、血液型と体質に関連性があることは、アメリカをはじめ、すでに多くの研究機関が突き止めている。すい臓がん、心臓病、糖尿病、認知症など罹患率で、血液型による違いがあることは明確になっている。

 昨今でも、重いけがでの死亡件数がO型は他の血液型に比べて2倍以上高いことを、日本の東京医科歯科大学が発表している。

 そして体質が違えば、それが性格に影響することも十分考えられることである。遺伝子レベルで病気やけがのリスクが違えば、社交的になったり、内向的になったり、協調的になったり、個人主義的になったりなどの違いが出てきてもおかしくはないはずだ。

 いずれにしろ血液型というデータは、今後の社会経済に大きな影響を与えるビッグデータになることは間違いないだろう。

武田知弘(たけだ・ともひろ)
ライター。元大蔵官僚。データを用いた独特の社会分析に定評がある。近著に『本当はスゴイ!血液型』(ビジネス社)。

週刊新潮WEB取材班

2018年6月18日 掲載


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