雅子皇后の御代替わりから半年、来月のお誕生日に「肉声」は聞かれるか?

雅子皇后の御代替わりから半年、来月のお誕生日に「肉声」は聞かれるか?

 時に涙をお見せになりながらも、「祝賀御列(おんれつ)の儀」で無事に国民へのお披露目を果たされた雅子皇后。が、全快に至っていない“ご体調の波”は、なおも不安の種である。

「現在、皇后さまは傍目には順調そうに窺えますが、その実、ご自身に相当に無理を強いて、自らを鼓舞なさっているようにもお見受けします。何かの拍子に、そうした“ひずみ”が出てバランスを崩されるようなことがなければいいのですが……」

 とは、侍従職関係者。

「御代替わりから半年が過ぎ、皇后さまはここまでほぼ完璧にお出ましをこなされている。今月14日夕刻から執り行われた大嘗祭の中心的儀式『大嘗宮の儀』でも、陛下が『悠紀(ゆき)殿』『主基(すき)殿』で儀式に臨まれる間、近くの『帳殿(ちょうでん)』という小部屋で控えられます。もちろん暖房設備などなく、合計で1時間余り、正座の姿勢で臨まれるわけです。儀式は未明まで続き、お体への負担も少なくないのは言うまでもありません」

 令和最大の祭祀が終わった後も、なかなかお休みにはなれないようで、宮内庁担当記者が言うには、

「16日と18日には、大嘗宮の儀に参列した人たちを招いて両陛下が酒肴を召し上がる『大饗(だいきょう)の儀』が開かれました。こののち、即位礼正殿の儀と大嘗祭が無事に終わったことを奉告する『親謁の儀』として、陛下とともに21日から伊勢神宮ご参拝のため、三重に入られます。続いて26日からは奈良・京都に。さらに12月3日には八王子にある昭和天皇陵と大正天皇陵を参拝され、ようやく一連の儀式が終わるのです」

 その間、25日には来日するローマ教皇フランシスコとの会見も予定されている。

「伊勢ご参拝は2泊3日の日程で、続く奈良・京都も同じ。雅子さまにとって2泊の行啓は2007年10月以来、12年ぶり。移動のご負担も決して軽くありません」(同)

肉声が聞かれる日は

 加えて最大の“難関”と目されているのが「記者会見」である。何しろ、雅子皇后がメディアの前で最後に肉声を発せられたのは療養に入られる前、02年12月のオセアニアご訪問時の会見にまで遡るのだ。

「来月9日には、皇后として初めてのお誕生日を迎えられます。長期療養に入られた後、雅子さまは毎年『東宮職医師団見解』とともに1年間の『ご感想』を発表されてきました。我々は御代替わり後のご感想を伺うべく、雅子さまの会見を宮内庁に申し入れているところですが、近々には実現しそうにありません」(同)

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「御代替わりの一連の儀式は来年4月、秋篠宮さまの立皇嗣の礼まで続くというのが世の認識です。従って、両陛下のご宿泊を伴う国内行幸啓、そして海外ご訪問はそれ以降に本格化するのではないでしょうか」

 としながらも、

「雅子さまも、陛下のご即位に際してこれだけ多くの祝福を受けられたのですから、やはりご本人の言葉で直接、国民に向けて語られる場があってもいいのではないでしょうか」

 あるいは、来年2月の天皇誕生日がそうした場となるのだろうか。となれば“令和流”への理解が、いっそう深まることになるのだが……。

「週刊新潮」2019年11月21日号 掲載


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