「弁当拾い爺」「カツラ公言」北村誠吾地方創生相が野党の標的に

「弁当拾い爺」「カツラ公言」北村誠吾地方創生相が野党の標的に

 次はあの大臣だ――。

 香典問題で辞任した菅原一秀経産相に続き、野党は早くも標的を見定めている。

 政治部デスクが言う。

「その筆頭は、北村誠吾地方創生相ですね」

 今回、岸田派から初入閣した北村氏は当選7回の72歳。長らく“待機組”と言われ、岸田文雄政調会長たっての願いで入閣を果たした。就任当初から目立つ存在ではなかったが、注目されたのは、内閣府による質問漏洩疑惑が発覚してからだ。

「国民民主党、森裕子参院議員による10月15日の予算委員会での、国家戦略特区についての質問内容が、事前に内閣府から外部に漏れていたという疑惑。所管する北村大臣は23日、漏洩があったなら“責任を取る”と豪語したのです」(同)

 ところが、当の野党が一枚岩ではなかったことが北村氏の救いだった。

「実は、森さんと予算委員会の筆頭理事である蓮舫さんの仲が悪くてね」

 と、立憲民主党関係者。

「話しているところを見たことないくらい。もともと親しいとは言えなかったのですが、この臨時国会で参院の委員会ポストを巡って立憲と国民が揉め、2人にも決定的な亀裂が入ってしまったのです。そのため、漏洩疑惑が発覚した後も、蓮舫さんはこの件にほとんど言及せず、立憲側の消極姿勢が目立っていました」

 蓮舫氏が追及の“足かせ”だというのだが、

「森さんは原口一博さんと組んで調査チームを作るなど、熱心に取り組んでいました。しかし、盛り上がったのは国民の一部の議員のみ。それほどの問題なのかという疑問の声も野党の中にあったのです」(同)

カツラじゃない!

 そこへきて、菅原氏の辞任である。さる野党議員は、

「問題は北村大臣の答弁能力。立憲の安住淳国対委員長は“責任を問えるものはなんでもやる”姿勢です」

 巻き返しを図る野党に、北村氏の「弁」は持ちこたえられるのか。

 先のデスクによれば、

「北村大臣は“責任を取る”と言った後、辞任するという意味ではない、と修正しています。前々から、瞬間湯沸かし器と言われ、すぐに怒ってしまう悪い癖がある。大臣就任前から答弁が不安視されていました」

 これまでの言動がその不安に拍車をかけている。

 自民党関係者が証言する。

「党内では“弁当拾い爺”として知られています。午前中の党の部会で用意された弁当が余ると、何個も持って帰る。そんな人は他におらず、初めて見る人は驚いてしまうのです」

 また、カツラ着用を公言していると過去に報じられたり、耳が遠いせいで最近になって、片耳50万円、計100万円の補聴器を新調したと言われている。

「大臣になってからはストレスが溜まる一方のようですね。夜、SPをつけずにウインドブレーカー姿で議員宿舎から外出するのが目撃されています」(同)

 ご本人に見解を伺うと、

「親切な党職員さんが、余った弁当をどうぞと言ってくれるので、持って帰ることはあります。食べ物を捨てないという運動もあるくらいですし、皆で大事に食べましたよ。それに、カツラという言葉は使わない。“脱帽する必要のない帽子”と表現している」

 妙なこだわりである。では、その“帽子”を脱ぐ場面はないのか、と尋ねると、

「風呂に入って頭を洗う時は外すよ!」

 夜のお忍び外出も、

「生活のために買い物に出ることはある。SPがいなくては買い物に行けないなんて、そんな馬鹿なことはないよ」

 さすが、“脱帽”するほかないご答弁なのである。

「週刊新潮」2019年11月7日号 掲載


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