「ゴルフには興味ないけど、アン・ソヒョンを見たい」

 新型コロナウイルスの影響で、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)は予定より一カ月遅れの今年5月に開幕を迎えた。それから上半期に9つの大会が行われたが、韓国メディアが注目したのはツアー中継の視聴率だった。コロナ感染防止のため全て無観客試合となり、ゴルフファンはテレビ観覧を余儀なくされたこともあって、想定外の高視聴率をマーク。その一因としてあげられるのは「美女ゴルファーを見たかった」というもの。空前のブームを牽引するトップ7人の紹介と共に……。

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 実際、6月に行われた「第34回韓国女子オープンゴルフ選手権」(ケーブルテレビ)の平均視聴率は0・760%で、34年の歴史を誇る韓国女子オープン史上最も高いものとなった。

 特にこの試合の最終ラウンドは、1・723%を記録。優勝者ユ・ソヨンが後続にチャージを受けていた瞬間視聴率は2・338%まで上昇した。現在、平日ゴールデンタイムドラマの瞬間視聴率が約2・5〜4%で推移していることを考えると、相当な実績だ。

 韓国ゴルフファンがテレビを通じてでもKLPGAを視聴したい理由は、ゴルフ人気のみならず「美女ゴルファー」が参加するから。ルックスはもちろん世界に伍して戦う姿は凛々しくもあるようで、人気は芸能人を凌ぐ者も。

 まず紹介するのはアン・ソヒョン(25)。2020年現在、韓国で一番有名な美女プロゴルフ選手とされている。小学校5年生の時、父親にゴルフの手ほどきを受けた。2014年と2016年にKLPGAツアーで優勝している。今年のKLPGAツアーでは、「ゴルフには興味ないけど、アン・ソヒョンを見たい」というファンが多く、ひとりでテレビ中継の視聴率を押し上げている。

広告が集中するユ・ヒョンジュ

 ユ・ヒョンジュ(26)は、172cmの身長と引き締まって均整の取れた美しいスタイルで、韓国だけでなく日本でも有名な選手だ。ツアー中の写真を集めた写真集の出版を待ち望む声も。2011年KLPGAツアーデビュー後、まだ優勝記録はないが、高級ウイスキーブランドのモデルに抜擢され、韓国最大のゴルフ・ブッキングサービス「XGOLF」とも広告モデル契約を結んだ。

 またゴルフウェア、スクリーンゴルフブランドの広告モデルとしての顔もあり、ツアー賞金よりCM収入の方が上回るのは間違いなく、人気先行を揶揄する声もある。

 続いては、「最もセクシーなゴルファー」と呼ばれているアン・シネ(29)。特に2017年からJLPGAツアーで活躍し、今年の6月には、化粧品会社「スワニココ」の広告モデルに抜擢。KLPGAで1億ウォン以上の賞金を獲得したことは複数回。

 日本語は流暢なうえ、小学生から8年間ニュージーランドで生活してきたから英語にも堪能。過去には元東方神起・ユチョンとの交際を噂された。

 ユ・ソヨン(30)は、アマチュアとして2006年のドーハアジア大会に出場し、個人・団体で金メダルを獲得。翌年に17歳でプロ転向し、2011年には「全米女子オープン」で米ツアー初優勝。全世界のツアーで18回の優勝を記録(メジャー2、日本1)。2017年には世界1位にランクされたこともある。

 今年は優勝賞金の2億5000万ウォンをコロナウイルス克服のために寄付。実力もさることながら、167cmの身長にたくましい脚、ウエストのシェイプでも視聴者を魅了している。

 2008年から2015年までのKLPGAでは2014年を除いて1億ウォン以上の賞金を獲得したほか、2009年には約5億9700万ウォンを手に。アメリカ女子プロゴルフツアーでも2017年まで毎年のように100万ドル以上を稼いできた。

「ピチピチ、短いスカートが好き」派も…

 パク・ギョル(24)も、韓国代表として2014年仁川アジア大会で金メダルを獲得している。2018年KLPGAツアーで初優勝。KLPGAのモデルとしても活躍した。ゴルフウェアについては「ピチピチ、短いスカートが好き」。2015年から2019年まで毎年1億ウォン以上の賞金を獲得してきた。

 キム・ミンソン(25)は175cmの身長にパワフルなスイングが持ち味。2014年から今年まで、KLPGA通算5回の優勝を記録している。これまで紹介した選手と違って短いスカートよりもズボンをはき、化粧も薄くし試合に出ることがほとんどだったが、2018年に“変身”。ゴルフウェア広告で美しいスタイルを披露した。

 2014年から2019年まで(2018年を除く)、毎年3億ウォン以上の賞金を獲得。優勝のあいさつでは両親に「ゴルフをさせてくれてありがとうございます」と述べる殊勝な面も。私生活の管理が徹底しており、熱愛の噂が全く出てこない。

 最後はイ・ボミ(32)。2018年までにKLPGA通算4回、JLPGA21回の優勝を記録している。日本で延田グループとコカ・コーラJAPANからスポンサーを受けたり、バラエティー番組に出演したりして、今回の7人の中で最も知られるゴルファーだろう。2015年は獲得賞金だけで2億3049万円を記録している。

田中哲也/韓国在住10年のライター

週刊新潮WEB取材班編集

2020年8月2日 掲載