女優の黒柳徹子(86)が15日、日本博の広報大使に任命され、都内で萩生田光一文部科学大臣から任命書を交付された。

 日本博は、日本が誇る様々な文化や「日本の美」を体現する美術展、舞台芸術公演などを展開するイベント。東京五輪、パラリンピックが開催される20年を中心に、その前後の期間も含めて幅広く展開されていく。今年3月に予定されているオープニング・セレモニーを皮切りに本格的に始動していく。

 黒柳は「大変光栄」と感激の面持ち。親友でもあり、18年に亡くなった津川雅彦さんが日本博の準備に「関わっていた」といい、「60年以上もお友達だったので、お話をおっしゃってくださった。喜んでお引き受けしました」と語った。

 黒柳にとって日本文化は?と聞かれると、「なんといっても着物」と即答。「ニューヨークにお勉強にいっていた頃に振り袖で歩いていた。それはそれはタクシーの方も態度が違う」。また着物を着ていたことから、喜劇王・チャップリンにも会えたといい、「私が着物を着ていたので、ホテルの守衛さんの方がどうぞといって」とチャップリンが滞在する建物に入れたという。

 そこでチャップリンと対面し「私は日本の女優ですと。着物を着ていたので注目してくれ、チャップリンも『ジャパーン』『カブキ、ウカイ、スシ』と。ずっと手を握って『日本の皆さんに愛してる、よろしくと伝えて』と言われた」と懐かしそうに語った。

 「きっと洋服だったら、チャップリンも目をとめてくれなかったと思う」「着物を着ただけで、水戸黄門の印籠、それぐらいの威力があった」と語り「日本の素晴らしさ、当たり前過ぎて気づかないことも多いが、優れていることに自信を持って、外国の人にも知ってもらえるよう、一生懸命やっていきたい」と広報大使としての意欲をにじませていた。